おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
歯科医院の院長も
①人として
②歯科医師として
③院長として
④経営者として
試行錯誤をされながら歯科医院経営をされていますので、迷ったり失敗したりスタッフが置いた地雷を踏んでしまったりします。
もちろん、スタッフも迷いながら人生を歩んでいるのですが、成長度が高いスタッフは結構院長に手厳しいのです(優しくもありますが)。
なぜなら成長度が高いスタッフの中には「自分の理想」が確立されつつあるからです。
最初は「院長がスタッフに優しいか?」「患者さんのことを大切にしているか?」など人としての資質をスタッフは見ます(①人として)。
そしてスタッフの歯科医療についての学びが深まって自分の仕事の質について考え始めると、院長の②の歯科医師としての姿勢を見られる様になるのです。
外部の学習会などに参加してスタッフの視座が高くなってくると③院長としてのリーダーシップも見られますし、スタッフが経営に参加して経営的な視点を持つようになると④経営者として評価される様になるのです。
もちろん、スタッフは評価制度で評価されますが院長がされることはありませんので、これらの評価はスタッフの心の中やスタッフ間の会話の中で行われる。
院長はいつでも「裸の王様」になる可能性があるのです。
つまり、先生が成長度が高いスタッフを採用して長期に働いて欲しいのならば、院長は成長度が高いスタッフの①~④の評価に合格する必要がある。
心が成長したスタッフが「院長を尊敬できません(表向きの退職理由は別)」と退職するのも、現在の院長と医院の器の大きさではその人が満足できなかったからです。
スタッフが院長の姿勢を注意をすることは出来ませんので、どうしても我慢できなくなれば「理想の職場」を求めて旅立っていく。
だから先生が成長度が高いスタッフに働いて欲しいならば院長と医院のレベルを上げていく事が必要なのです。
先生の医院ではスタッフの成長度に合わせた「活躍のステージ」が用意されているでしょうか?
そしてそのステージの質は年々高くなって、成長度が高いスタッフでもワクワクできるものにバージョンアップしているでしょうか?
院長と医院の進化が止まればスタッフの成長も止まる。
だから、試行錯誤を繰り返しながらも上記の①~④をクリアできるようになる為の日常を過ごしてくださいね。
Posted at 05:00