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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院の成長に必要な業務改善の5つの視点 ~「検索対策(SEO)」を見直し、患者に届く情報発信へ~  [2025年05月14日]
おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 

今日は歯科医院の成長に必要な「マーケティング視点(集患・認知・ブランディング))」

 

1.オペレーション視点(業務効率化)

2.患者視点(サービス向上)

3.歯科医療としての視点(医療の質)

4.5S視点+安全視点(職場環境・感染対策)

5.マーケティング視点(集患・認知・ブランディング)

 
の「~検索対策(SEO)を見直し、患者に届く情報発信へ~」について書きます。
 
 
 
 

ターゲットに届く「言葉」に変換できていますか?

近年、歯科医院の認知や集患において、「ホームページ」「SNS」「Googleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)」の活用は欠かせないものになっています。しかし、「SEO対策は事業者任せ」「何を発信してよいか分からない」といった声も多く、効果が不明瞭なままコストをかけ続けている医院も見られます。

実は、SEO(検索エンジン最適化)で最も重要なのは「患者が検索する言葉で発信できているかどうか」です。たとえば「口腔機能発達不全症」で記事を書いても、それを検索するお母さんはいません。むしろ「子どもの歯並びが気になる」「偏食がある」といった母親の“悩みの言葉”に合わせて発信することが、検索上位に表示され、結果的に来院につながるのです。

先生の医院では、ペルソナ(理想的な患者像)を明確に設定し、その人の「頭に浮かぶキーワード」で発信できていますか?

 

 

コンテンツ型SEOとは「患者目線のブログ戦略」です

SEOには大きく2種類あります。一つは外部リンクを増やすなどの「テクニカルSEO」。もう一つが「コンテンツSEO」で、こちらは歯科医院にとって非常に重要です。検索エンジンは、ユーザーの検索意図に合った“質の高い情報”を評価するため、「誰の・どんな悩みに・どう応えるか」が明確な記事こそが評価されます。

たとえば、郊外のファミリー層を対象にした小児歯科医院が「子どもの歯並びが悪くなる前にできること」や「3歳の偏食の背景と対処法」などのブログ記事を蓄積していけば、自然と検索上位に表示され、医院の専門性も伝わります。

ホームページは「先生の知識を語る場」ではなく、「患者の疑問に応える場」として構築すべきです。

 

 

Googleマップ対策=オンラインの玄関づくり

今や多くの患者が「地域名+歯医者」で検索した際に、最初に目にするのがGoogleマップの医院情報です。ここでの見せ方が初診予約に直結します。

・口コミが10件程度あるか
・口コミの内容が自然で信頼できるか

・院内の雰囲気が伝わる写真があるか

・写真が定期的に更新されているか
・診療時間やメニューが最新か

 

これらは全て患者の判断材料になります。業者に任せきりで「口コミが増えているが不自然な内容ばかり」といった事例も散見されます(基本的に業者に任せるのはNGです。)。

一定期間に口コミの日付が集中していたり、口コミ内容や文書構成が似ていたり、事業者主導で口コミを増やしている場合には一目見れば分かるのです。

生成AIで口コミへの医院コメントを作成した場合も分かります。人間臭さや癖が文面に表れないキレイな文章は不自然に感じるのです。

 

だから院内での声かけを通じて「自然な口コミ」が増える仕組みづくりが必要です。信頼構築の入り口として、Googleビジネスプロフィールは“医院のもう一つの受付”と捉えるべきです。

 

ただし、過度な対策は控えた方が良いでしょう。

自然なものではない口コミの取り締まりは強化されていますので、ルールを守った対策が大切なのです。

 

 

 

SNS発信とホームページの連動が「認知の導線」になる

InstagramやFacebookでの情報発信をしている医院も増えていますが、それがホームページや予約に繋がっていないケースもあります。SNSは「認知」を広げる手段であり、「詳しくはホームページへ」「LINE登録はこちらへ」といった導線を用意することが肝心です。

また、SNSでは「誰に向けて発信しているか」を常に意識し、内容とトーンをペルソナに合わせましょう。例えば、「お母さん向け」なら言葉づかいやビジュアル、時間帯まで考慮して発信を工夫する必要があります。

そしてフォロワーが業界関係者ばかりであったりフォロワー数が少ない場合もSNS活用で成果を出すことはできません。

 

 

SEO改善のために取り組むべき5つのアクション

最後に、先生の医院が今日から見直せる5つの視点をまとめます。

 

1.ペルソナを再定義する

「誰に」「どんな価値を提供するか」を具体的に明文化しましょう。

 

2.検索される言葉でコンテンツを作る

「口腔機能不全」ではなく「歯並び」「偏食」など患者目線の言葉を使いましょう。

 

3.Googleビジネスプロフィールの整備

口コミ対応、写真、情報更新を定期的に行いましょう。

 

4.SNSとホームページ、院内、を連動させる

SNSは“認知”と”興味”、ホームページは“納得と予約”、そして院内は”魅力の表現”が役割です。役割分担を明確にしましょう。

 

5.広告・SEO業者の費用対効果を検証する

「どのページが見られ、どの投稿が予約に繋がったか」を定期的に確認しましょう。

 

 

患者視点での情報発信が、医院のブランディングにも、長期的な患者との信頼構築にも繋がります。SEO対策とは、単なる技術ではなく「医院の理念を、患者の言葉で伝えること」なのです。

来院するお母さん方に「子育てに役立つ情報を週3回発信しているので、Instagramへの登録をお願いします」とQRコードや記事の一部を紹介した紙を渡すなど、地道にフォロワーを増やす努力も必要です。

 

先生の医院では、ペルソナに合った「検索キーワード」や「情報発信の流れ」「予約導線(コンバージョン)」を設計できていますか?


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