おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
将来的には新患に頼らない経営スタイルに移行することが出来ないと歯科医院経営は苦戦することになる。
私はそう考えています。
しかし現状では新患を獲得することはまだまだ必要な医院が多い。
なので今日は新患、それも紹介新患を獲得するために院長が何をするべきなのかについて考えてみましょう。
昔はよく聞いた「真摯に治療を続けていればその価値が患者に伝わり患者は増えていく」という言葉。
これは正しくもあり間違いでもあります。
つまり患者のことを思って真摯に治療をしていても患者にその魅力が伝わる医院と伝わらない医院があるのです。
例えば真摯に治療をしていても、患者との距離を縮めるコミュニケーションが取れるのか、患者が「私は大切に扱われている」と感じる仕組みが構築できているのかが口コミや紹介を増やすカギとなる。
私は
・患者が自分にとって必要な治療と向き合うために必要な仕組み
・医院の治療の質や思いが伝わる為の仕組み
・医院メンバーと患者との心理的距離を縮める仕組み
・患者が家族や友人に医院の魅力を伝えてくれ、口コミや紹介で患者が増えていく為の仕組み
・医院の魅力をチラシやホームページなどで伝える取組み
などを「SHOW」と呼んでおり、SHOWを意識して構築することで医院の魅力は伝わるようになるのです。
歯科医療の質を高める取り組みに熱心でなく見せ方ばかりが上手い院長に私は興味がありませんが、真摯に歯科医療の質を磨いておられるのにその魅力を上手く伝えられない院長にはその魅力を地域や患者に伝える為の「SHOW」の構築を頑張って頂きたい。
大切なのは医院がなぜ患者から支持されているのかを理解し、その魅力が地域に伝わる様に仕組化(SHOWの構築)することです。
例えば初診カウンセリング。
治療に必要なことやマーケティングに活かせることを患者に聞く歯科医院は多いのですが、患者の感情に寄り添う会話ができる歯科医院は少ない。
だから初診カウンセリングを担うスタッフを40歳台のコミュニケーション能力が高いスタッフに担当してもらい、そのスタッフと一緒にSHOWを構築する。
それだけでも患者の心理的な満足度は向上し、口コミ紹介に繋がるキッカケの一つになるのです。
作業的に治療の流れが構築されている効率歯科医院では医院の魅力は伝わりません。
だから、先生が長期管理型の歯科医院を目指されるのなら、ちゃんとSHOWについてスタッフと一緒に考えてくださいね。
先生の治療技術によって救える地域の方が先生と出会える日がくることを待っているのですから。
もっと具体的に話しを聞きたい場合は有料の経営相談にお申込みください。
テーマ:歯科医院経営全般
Posted at 05:00