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◆歯科医院経営ブログ

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コントロール傾向が強い院長が失敗する理由!  [2017年05月30日]
こんにちは
 
歯科医院経営コンサルタントの森脇康博です。
 
 
さて、今日はスタッフマネジメントについてです。
私が歯科医院で紹介新患が増える様に取り組む時も、スタッフが重要なキーマンとなります。なぜならスタッフのモチベーションが低い歯科医院には質の良い紹介は発生しないからです。
 
実は口コミや紹介の獲得法は大きく分けて3つあります。
今回はテーマから外れるので書きませんが、それを知って対策をするのとしないのとでは大きく結果が変わるのです。
 
 
 
さて、本題に戻ります。
 
 
 

指示するから指示待ちスタッフになる

スタッフマネジメントで院長が一番やる失敗は、スタッフを自分の思い通りにコントロールしようとすることです。
 
 
スタッフを思い通りにコントロールしようとすると
①指示待ちスタッフになる
②リーダーが育たない
③院長がいないと動けない
④院内トラブルや退職者が多い
⑤スタッフのモチベーションが下がる
 
となります。
 
 
 
経営相談でお会いする院長は、
 
「細かいことでもスタッフが私に聞いてくるんです」
「自分たちで考えて動けない」
「リーダーが育たない」
「うちのスタッフは友人の医院と比べてもやる気がない」
「指示しないとスタッフは動かない!」
「指示したことを忘れている」と仰います。
 
 
そういう院長はスタッフをコントロールしたい方が多い様に思います。
 
「スタッフは目を離すとサボる」
と言われることも多いですね。
 
 
 
 

スタッフのコントロールを止めて活躍の舞台を創ると動きたくなる

 
 
スタッフのモチベーションを高めるには「すべてをコントロールしたい」という考えを捨てることです。
 
 
医院が大きくなるにつれて、院長がやるべき事務量は膨大になっていきます。
そして、そのすべてを院長がコントロールすることは不可能です。
 
 
<コントロール傾向が強い院長が陥り易い失敗>
 
医院が大きくなると・・・
①院長の決済や事務量が増えて組織をコントロール出来なくなり、スタッフとの十分なコミュニケーションが取れなくなる。
 
②スタッフとのコミュニケーション不足でスタッフのモチベーションが下がると、接客接遇力の低下につながり、売上の伸びが鈍化する。
 
③売上の伸びが鈍化すると、スタッフのマイナス面が気になり、院長のストレスが溜まってイライラが爆発!結果、スタッフが退職する
 
 
 
そんな話をいっぱい聞きます。
 
そんな院長にお話しをお聴きすると、院長も実務量の多さに疲弊されているのです。スタッフに任せられることは任して治療と経営に集中したい!でも、任せられる人財が見当たらない・・・。
 
 
 
改善のポイントは「スタッフ教育と権限の委譲」です。
 
任せられる人財を探してもいつまでも見つかりません。
 
逆です!「期待して教え任せるから、任せられる人財に育つ」のです。
 
 
 

70点を取れれば合格にして任せる

院長からスタッフに権限が移行しないのは、合格点(90点以上)を取れるスタッフがいないからですが、院長もスタッフと同じ年齢の時には現在の様なパフォーマンスは発揮できなかったはずです。
 
 
やり方をきっちり教えて、70点を取れれば合格!役割を任せてから90点を目指してもらう方がスタッフは成長するのです。
 
歯科医院を組織化し、スタッフを成長させるには「教えながら任せる」と「任せきる」の2段階のステップが必要です。
 
その成長の仕組みも院長だけではなくスタッフに参加してもらいながら創りあげていくのです。
 
 
 
今日はここまでです。
ブログをお読みいただきましてありがとうございました。
 
 
 
 
 
 
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Posted at 08:25
 
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