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◆歯科医院経営ブログ

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なぜか上手くいく歯科医院院長の習慣とは?  [2017年01月10日]
おはようございます。
歯科医院経営コンサルタントの森脇康博です。
 
新年1回目のブログでは、私がいままで1500件以上の歯科医院を見てきて、上手くいっているなぁと感じている院長について書きます。
 
 
上手くいっているとは
①歯科医院経営が好調
②スタッフが働き甲斐を感じて成長
③患者さんからの信頼が厚い
④院長のライフプラン計画が明確で順調
の4つのバランスが取れていることです。
 
 
開業医団体で勤務している頃も今も、院長先生のお悩みを経営相談でお聞きしていますが、お悩みは上記4つのうちどれかに関することが多いです。
 
・経営は好調なのにスタッフが思うように動かない、退職者が多い
・スタッフとの関係は良好だけど売上が増えていかない
・患者への良質の歯科医療を追求、でも患者が増えない
・経営は好調で、スタッフとの関係も良く、患者さんからの信頼が厚い
 が、院長のライフプランを支える為のお金が残せていない
 
 
私は院長先生のお悩みへのアドバイスをして、その内容を長年記録・研究してきました。また、アドバイスをする為に上手くいっている歯科医院の見学もしました。
 
そして気づいたことは、上手くいっている歯科医院の院長は4つのバランスを取る時に①患者②スタッフ③院長の誰もが主役になれる組織マネジメントをしているということでした。
 
なかでもスタッフマネジメントが上手くいっていると感じています。
上記の院長は何よりも「人に頼り、任せる」のが上手なのです。
 
マネジメントが上手くいかない歯科医院では、院長が多くの事を管理しています。でも、上記の院長は「スタッフを信頼し任せて、マネジメントの仕事を徐々に手放し」、歯科医師・経営者の仕事に重点を移していくのです。
 
ただ、「任せること(権限委譲)」は簡単に見えて院長にとってはハードルが高いのです。いま、上手くいっている院長も、過去にスタッフとぶつかり、スタッフが大量に退職したという経験を持っておられる方も少なくありません。
 
 
理由は院長の経営への「不安」「焦り」
まだ若いスタッフは院長を超える成果を出せません。だから院長はスタッフを「減点方式」で見てしまう。上手くできないスタッフにイライラして、患者の前で怒ってしまう院長もいます。
 
一方、上手くいく院長はスタッフの長所や日常の努力をちゃんと見ていて、「スケーリングが上手くなったね。〇○さんの毎朝の練習の賜物だね」とさらりと声をかけるのです(加点方式)。
 
 
 
私は、歯科医院経営をほぼ一人で背負う院長のプレッシャーや孤独感にはすごく共感できます。今までにそういうお悩みをいっぱい聞いてきましたから。
 
 
結論としてお伝えしたいのは、上手くいく歯科医院を創りあげるには、院長自身の不安感情を乗り越えて加点方式に切り替え、「スタッフに任せる組織」を創りあげられるかだと私は思います。
 
チーフや院長がスタッフに上手くいくやり方教えながら、スキルが一定基準に達したら段階的に「任せていく」、仕組化する。そういう組織マネジメントに切り替える勇気を持ち実践することが、4つのバランスを保ち、上手くいく歯科医院を創りあげるコツなのです。
 
 
 
 
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