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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院スタッフの採用と育成に欠かせない11のポイントとは? ①院長はいったいどんな歯科医院を作りたいのか?  [2025年03月31日]
おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
歯科医院スタッフの採用と育成に欠かせない11のポイントとは?
 
 
①院長はいったいどんな歯科医院を作りたいのか?
②医院が目指す歯科医院のステージとそれに必要な人材の明確化
③苦し紛れの採用にならない為に必要な計画。採用してはいけない人材とは?
④チームメンバーと医院のレベルに合わせた仕組みの選択は出来ているか?
⑤医院ステージごとに採用と育成計画、仕組みをバージョンアップさせていく
⑥即戦力か?それとも育成か?
⑦募集しているのに応募がないという勘違いとは?
⑧結局、院長は個人的な好き嫌いで人材を採用しているって?院長との相性は?
⑨スタッフの退職が多い歯科医院の特徴チェックリスト
⑩応募してくる人材のレベルを上げたいなら医院レベルを上げるとは?
⑪これからは採用育成戦略と仕組みがない医院は人材を採用できない
 
のうち、今日は「①院長はいったいどんな歯科医院を作りたいのか?」です。
 
 
 
 

理念がぼんやりしていると医院全体が迷走する

「うちは患者さん第一でやっています」「地域に根ざした医院を目指しています」
多くの歯科医院がそう語ります。けれど、いざスタッフに「院長はどんな医院を目指しているの?」と聞いてみると、
「うーん正直よく分からないです」
と返ってくることが少なくありません。

これはつまり、院長の想いや経営の方向性が、チームに伝わっていない状態です。
理念そのものがないわけではなく、言語化されていない。
あるいは、言語化されていても「日々の業務に落とし込まれていない」のです。

スタッフが目的地を見失っていると、努力の方向もバラバラになります。これではどれだけ優秀な人材がいても、組織の力は十分に発揮されません。

先生の医院では、院長のビジョンがスタッフに伝わっていますか?

 

 

院長のビジョンが、すべての起点になる

歯科医院の発展において最も重要なのは、「3年後にどんな医院にしたいか」を院長自身が明確に描けているかどうかです。
これは売上目標だけの話ではありません。

 

・診療のスタイル
・スタッフのチームワークのあり方
・医院の社会的な役割
・患者さんとの関係性
・スタッフ一人ひとりの成長イメージ

 

こうした要素が統合された未来像こそが、「院長のビジョン」です。
このビジョンが明確であればあるほど、組織の一体感と生産性は高まります。

ビジョンのない組織は、いわば設計図のない工事現場です。誰が何をするべきか分からず、全体として何を建てようとしているのかも不明瞭。そんな状態でチームがまとまることはありません。

 

 

組織づくりの第一歩は「言葉にすること」

では、どうすればスタッフにビジョンを伝えられるのでしょうか。
ポイントは「言葉にすること」、そして「繰り返し伝えること」です。

 

たとえば、

医院として、どんな存在になりたいのか
患者さんにどう思われる医院でありたいのか
スタッフにとって、どんな職場環境を実現したいのか
3年後には、誰がどんな役割で活躍しているのか

こうした問いに対して、明確な言葉で答えられるかが重要です。
そしてその言葉は、院内ミーティングや面談、評価制度、教育計画など、あらゆる場面で繰り返し使われるべきものです。

心理学でも「繰り返しが信頼を生む」と言われています。理念やビジョンもまた、一度言っただけでは伝わらない。繰り返すことで、ようやく浸透していくのです。

 

 

一人ひとりの成長と医院の未来をつなぐ

 

ビジョンがある医院では、面談の質も変わります。
単なる評価やフィードバックではなく、

「あなたには、3年後こんな役割を担ってほしい」
「そのためにこの半年で何を身につけていこうか」

といったように、未来に向けた成長課題を共有できるようになります。

するとスタッフ自身も「自分はこの医院で、どう成長していけるのか」が明確になり、日々の仕事へのモチベーションも高まります。

 

 

医院全体のビジョンと、個々のスタッフの成長ビジョンがリンクしていること。
これが、組織が同じ方向に進むための前提条件です。

先生の医院では、スタッフと3年後の成長像を共有できていますか?
そのための対話の場を、意図的に設けていますか?

 

 

まずは「自分の想いを言葉にする」ところから

多くの院長が、日々の業務に忙殺されて「言語化」の時間を持てていません。
けれど、チームがまとまり、生産性の高い医院を実現するためには、まず院長自身が立ち止まって、自分の想いに向き合うことが必要です。

どんな医院を作りたいのか?
どんなスタッフに育ってほしいのか?
その未来のために、今、どんな準備が必要なのか?

 

これらの問いを、ぜひ時間を取って紙に書き出してみてください。
そこから、医院の未来を描く旅が始まります。

 
 
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