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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院スタッフの採用と育成に欠かせない11のポイントとは? ②医院が目指す歯科医院のステージとそれに必要な人材の明確化  [2025年04月01日]
おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
歯科医院スタッフの採用と育成に欠かせない11のポイントとは?
 
 
①院長はいったいどんな歯科医院を作りたいのか?
②医院が目指す歯科医院のステージとそれに必要な人材の明確化
③苦し紛れの採用にならない為に必要な計画。採用してはいけない人材とは?
④チームメンバーと医院のレベルに合わせた仕組みの選択は出来ているか?
⑤医院ステージごとに採用と育成計画、仕組みをバージョンアップさせていく
⑥即戦力か?それとも育成か?
⑦募集しているのに応募がないという勘違いとは?
⑧結局、院長は個人的な好き嫌いで人材を採用しているって?院長との相性は?
⑨スタッフの退職が多い歯科医院の特徴チェックリスト
⑩応募してくる人材のレベルを上げたいなら医院レベルを上げるとは?
⑪これからは採用育成戦略と仕組みがない医院は人材を採用できない
 
のうち、今日は「②医院が目指す歯科医院のステージとそれに必要な人材の明確化」です。
 
 
 

組織のステージによって求められる人材は変わる

歯科医院の組織ステージも、一般企業と同様に進化の段階があります。フレデリック・ラルーの理論で知られる「レッド・アンバー・オレンジ・グリーン・ティール」という段階で見ると、日本の歯科医院の多くは「オレンジ型(管理と成果志向)」に位置し、一部が「グリーン型(価値観と関係性重視)」に進んでいる印象です。ティール型の医院は、まだほとんど存在していません。

 

このような組織の進化段階を理解することは、人材採用や育成の方向性を定める上で極めて重要です。たとえば、オレンジ型の組織では「目標達成能力の高い人材」が求められますが、グリーン型では「共感力とチーム貢献意識の高い人材」、ティール型では「自己組織化力や内発的動機」が重視されます。

 

先生の医院では、今どのステージにあり、どのステージを目指していますか?

まずは現状の組織ステージを認識し、3年後・5年後に医院がどの段階を目指すのかを定めること。それが人材戦略の起点となります。

 


 

目指す治療品質をビジョンにする

歯科医院のもう一つの重要な軸は、提供する歯科医療の品質です。一般歯科、矯正、インプラント、予防管理型など、どの分野に力を入れていくのか。そして、どのレベルの専門性を追求するのか。

 

多くの院長が休日返上で研修に参加し、最新の技術を学ばれているのは素晴らしい姿勢です。しかしその成果を医院全体の成長に繋げるには、チーム全体として「どの水準の歯科医療を提供していくのか」を明文化し、スタッフと共有していく必要があります。

たとえば、

 

・ドクターは〇年以内に◯◯学会の専門医(認定医)取得を目指す

・歯科衛生士の歯周病認定歯科衛生士の取得を奨励し支援する

・カウンセラーはカウンセリングスキルの認定を目指す

 

など、職種ごとに成長の方向性と期待値を示すことが、チームの進むべき道を照らします。

 

先生の医院では、どのレベルの歯科医療を「目指す姿」として言語化できていますか?

 


 

理想の組織像から逆算して人材戦略を考える

組織と治療品質のビジョンが定まれば、次は「その未来に必要な人材」を明確にしていきます。ここで参考になるのが、プロスポーツのチームづくりの考え方です。

 

たとえばプロ野球では「守りの野球を志向する」と決めれば、守備力の高い内野手やキャッチャーを意図的に育成・補強します。同様に、歯科医院も「予防管理型で地域に根ざす医院を目指す」と決めれば、施術やコミュニケーションレベルの高い歯科衛生士や、患者との関係づくりが得意な治療コーディネーターを必要とするはずです。

 

「どんな役割の人が、将来の医院に必要なのか?」
「その役割を果たすには、どんな資質が求められるのか?」

 

このように5年後の理想像から逆算して採用と育成を計画的に行うことが、安定した組織成長をもたらします。

 


 

採用前に「求める人物像と役割」を明確にする

多くの医院で見られる課題のひとつが、「とりあえず人が足りないから採る」という場当たり的な採用です。しかしこれは、数ヶ月後のミスマッチや早期離職を生み出す原因にもなります。

 

採用を成功させるためには、以下のような要素を明確にしたうえで募集することが重要です。

 

・その人に果たしてほしい役割(例:患者カウンセリング、オペレーションリーダー、技術指導担当 など)

・求める価値観や行動特性(例:協調性、課題達成力、自律性、成長意欲)

・その人の成長ステップ(入社1年目、3年目で何ができるようになっているか)

 

このように「ポジション・役割・成長ステップ」が見える状態で採用活動を行うことが、チームビルディングの成功に繋がります。

 


 

院長のビジョンがチームを導く

最後に強調したいのは、チームを導くのは「理念(ミッション、ビジョン、バリュー)」と「事業計画」です。これが曖昧だと、スタッフは目指す方向がわからず、日々の業務も単なる作業になってしまいます。

 

逆に、将来の医院像と提供する医療の品質を明確に描き、それをスタッフ一人ひとりに伝え、共感を得ることができれば、日々の行動が変わり、組織が一つのチームとして動き始めます。

 

 

先生の医院では、5年後の組織像とそこに向けた人材戦略が描かれていますか?

ビジョンを言語化し、人材の質と組織の成熟を計画的に高めていく。それこそが、理念に基づいた「三方よし」の経営に繋がっていくと、私は確信しています。

 

 
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