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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院の収益性改善のヒント ④マグロの大トロを売るのか?コハダを売るのか?稼働率について考える  [2025年03月21日]
おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
歯科医院の収益性改善のヒント、今日は、
 
 
①経営資源、規模、開業場所、経営コストによって選べる収益モデルは違うって?
②歯科医院のCVP分析と利益を増やす3つの基本
③経営コストの上昇は経営者としての院長に何を迫っているのか?収支分岐点売上高について考える
④マグロの大トロを売るのか?コハダを売るのか?稼働率について考える
⑤目先の利益を追うトライアル型でなくリピート型の収益性が高い理由とは?
⑥取り組むべき治療と取り組まない治療について
⑦収益性を改善する為には攻めるか守るかを明確にし、過去の栄光に囚われない
⑧提供できる歯科治療の品質に応じて所有できる設備や診断機器が変わる理由
⑨大都市部の中心と大都市部の周辺地域ではどちらが収益性が高いか?
⑩やっぱり数値で治療品質や経営状態を視える化して対策する院長しか医院を発展させられない
 
 
のうち「④マグロの大トロを売るのか?コハダを売るのか?稼働率について考える」について書きたいと思います。
 
 
 
 
 
会計について分かり易く学べる本で昔に私がはまったのが、林總先生の「コハダは大トロよりなぜ儲かるのか?」や「餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるのか?」のシリーズです。
ストーリー仕立てで読みやすいし会計の基本と戦略の立て方のヒントが詰まっている。
 
これから歯科医院が昭和のトライアル型経営から脱していく為に院長に身につけて頂きたい知識だと感じるのです。
 
 
 
詳しくは本をお読み頂きたいのですが、「コハダ」と「大トロ」では、
 
・原価率
・販売数
・在庫回転率
・歩留まり率と廃棄コスト
 
などが大きく違い、計算上の販売利益(一貫あたり)だけで考えると利益が出ない収益構造になってしまうのです。
だから見た目の利益だけに注目して大トロだけに捉われるよりもコハダを安定して売る方法を考える必要があるのです。
 
 
稼働率が高いコハダに対して大トロの稼働率は低い。
歯科医院で言えば「特診室」や「オペ室」を作ったのに使うべき患者を十分に集められていない医院に似ているのです。
 
 
 
 
 
 
歯科医院ではユニット台数が限られますので、ユニットをどう使うのかを考えることが大切です。
 
例えば、
・オフィスホワイトニングと歯科衛生によるSPT
・2列目3列目のドクターの治療枠と歯科衛生士のSPT予約
・飛び込み急患の治療と”かかりつけ患者”への丁寧な治療
・保険の高速回転型治療と患者が納得する治療提案による単価が高い治療
 
 
他にも
・最新の診断機器を揃えた歯科医院と最新の設備は無いが患者との距離が近い歯科医院
 
など、院長がどういう経営方針を掲げて実行するかで残せる利益は違うのです。
 
 
 
 
ちなみに歯科医院でも昭和型のトライアル経営では大トロに注目しており、長期管理型経営はコハダに注目してLTVを高めようとするものです。
 
 
バケツの穴が多く大きい歯科医院は歯科衛生士枠の患者が増えていかない。
これは患者の定期管理が出来ていないことを表します。
 
 
このままでは患者を健康に導けませんし経営面で見ても大問題なのです。
 
 
 
 
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