おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
「歯科の院長がチームビルディングで失敗し易い10の理由」
今日の記事は、
①院長、チームメンバーの行動特性と成長度、医院規模によって作れる組織が違う
②チームには医院レベルに合う人材が集まってくる
③組織理論は実学を積み重ねた人材の集団でしか再現できない
④院長は地位と権限以外でスタッフを動機づけられるか？
⑤コントロール型の院長が指示待ちスタッフを生み出すって？～コントロール偏重は永遠の苦悩の始まり
④院長は地位と権限以外でスタッフを動機づけられるか？
⑤コントロール型の院長が指示待ちスタッフを生み出すって？～コントロール偏重は永遠の苦悩の始まり
⑥コントロール力の使い方と脱コントロール（権限委譲）のタイミング
⑦学びと実践による負荷を受入れる事でしか理想の場所には辿り着けない（脱ぬるい職場）
⑧スタッフが言う「院長が言い出し最初に止める」とは？リーダーの覚悟について
⑦学びと実践による負荷を受入れる事でしか理想の場所には辿り着けない（脱ぬるい職場）
⑧スタッフが言う「院長が言い出し最初に止める」とは？リーダーの覚悟について
⑨院長が知っておくべきチームの成長ステージ
⑩人を育て人が育つ三方よしな組織が一番強い理由とは？
の「⑦学びと実践による負荷を受入れる事でしか理想の場所には辿り着けない（脱ぬるい職場）」です。
例えば突然、先生がプロスポーツの指揮官となった場合、先生はチームを強くし勝てるチームに変える為に何に取り組むでしょうか？
きっと、そのスポーツに関する技術やルール、フォーメーションなどの知識を学び、プロのコーチなどを招聘し、結果にこだわりながらもご自分のマネジメントスキルを高められると思うのです。
一流のプレーヤーが一流の指導者になれるとは限らない。
この事は多くのプロスポーツが証明しています。
その指導者がプレーヤー時代に一流にたどり着いた方法が他のプレーヤーにも合うとは限らないのです。
だから、先ずは先生が経営者としてご自分の医院と医院メンバーに合うマネジメントスタイルと育成方法を学びと実践の中から答えを見つけ出す必要があるのです。
歯科医院の場合には知識労働者を鍛えていく必要がある。
スポーツ選手は体力や技術、判断力などを鍛えていく様に、ナレッジワーカーは上の役割を身につけられる様に鍛え、ひとり一人の成長ステージに合わせて育成法方法を変えていく必要があるのです。
サッカーでもラグビーでもバレーボールでもポジションの適性がある様に、歯科医院でもチームに必要な役割を果たせる能力を身につけた人材を採用し育てることが経営における生命線なのです。
プロスポーツにおいては選手個々の能力が高く、ポジションに適正な人材が配置されていること。
そして、指導者のマネジメント能力が高く、選手ひとり一人の能力が活かせるスタイルを見つけて現場で活かすことで結果を出せる。
それと歯科医院のチーム作りはまったく同じです。
院長が機能するチームを作りたいならばチームメンバーを役割に応じて鍛え、そして院長の指導者としての能力を鍛えていく必要があります。
でなければ歯科治療においても経営においても結果を出すことはできない。
「心理的安全性」ばかりが注目されますが、チームが機能するのに必要なのはメンバー個々が成長に必要な成長負荷を納得して受け入れる環境を作ること。
困難な道であっても自分の力で登っていく覚悟をメンバー自らがする環境を作らなければ、チームを機能させることは出来ずに「勝てるチーム」は作れない。
「ぬるい職場（キリギリス型）」は誰の為にもならないのです。
Posted at 05:00
