おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
歯科医院で患者の情報を引き出し、カルテなどで共有し、活用しながら患者との関係を築いていく。
とても大切なことなのですが、医院が大きくなればなるほど難易度が高くなるのです。
何故なら、勤務ドクターによっては「収集された情報をどの様に活用してどういう成果を出すべきか?」を理解できていなかったり、自分がその治療に興味がないと読まずに必要なことだけを患者に聞く人がいるからです。
患者とすれば、せっかく問診票に記入したり初診カウンセリングで話したことが引き継がれていない。
その時点で「何の為に聞いたの?」と不信感を抱くのです。
実際には、勤務ドクターがカルテや初診カウンセリングシート、問診票、X線などの資料を見て治療計画を立てるには診療時間外の時間を使うことになる。
しかし、それが歯科医師としてのレベルを上げていく事に繋がると思うのです。
私も、開業医団体に勤務していた時代には朝の定時の90分前には出社して準備をしていました。
家でも仕事をしていましたし、休みの日に自腹でセミナーにも参加していました。
成果を出すことが時間内で出来ないのならば時間外やプライベートな時間も使って成果に繋げる。
それが「プロフェッショナル」だと思うのです。
診療後に、
・翌日のカルテやカウンセリングシートなどの資料を読み込む
・先輩ドクターにアドバイスを求めている
・治療方法の練習をしている
・治療コーディネーターと患者への提案の打ち合わせをしている
勤務ドクターを見ると応援したいとスタッフは感じる。
逆に言葉や態度はドクターであってもやるべきことをやらない勤務ドクターもスタッフは見ているのです。
院長がどういう姿勢であることを勤務ドクターに求めるのか?
それによって医院の雰囲気が作られる。
院長が歯科医療として必要な行動を勤務ドクターに求める事が出来るのかが問われるのです。
Posted at 05:00