おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
歯科医院が長期管理型を目指す上で「患者が離脱しない」ことが重要だと感じます。
昭和時代には高速回転型の保険診療で経営できていたものの、令和時代には主訴と主訴以外の基本治療を終えた安定期の患者が定期管理で通う「重症化予防」が出来ないと経営面でも苦しくなるからです。
「患者が離脱しない」という視点で歯科医院を見てくると、歯科医院では患者が大量に離脱していることに気づきました。
その原因は
・チームメンバーが患者に興味を持って追えていない
・各ポジションが連携できていない
・ドクターが初診カウンセリングシートやカルテを見ていない
・ドクターが高速回転型の発想から抜け出せていない
・コンサルの仕組みが弱い
・患者情報を活かせていない
・数値で状況を見える化出来ていない
・コミュニケーションが足りていない
・そもそも患者を離脱させてはいけないとは考えていない
でしょうか。
歯科医院はユニット3台の医院がまだまだ多くてそもそも患者を大量に抱えられないという事情も影響しているのでしょう。
歯科衛生士を採用できていないし育てられない歯科医院も結構ある。
そして大きな歯科医院でも患者が大量に離脱しているのです。
ただ、「歯科医院は定期的に通って自分の健康を守る場所」と考える若い世代も増えていることから、やはり患者の未来の健康の為に「患者を離脱させない長期管理型」そして「連携型」を目指して頂きたいと思う。
これから若い世代だけでなく団塊の世代も来院しなくなっていく歯科医院。
だからこそ来院してくれる患者を大切に扱い、かかりつけ患者と共に未来に向かって歩める歯科医院が増えて欲しいと思うのです。
明日からは上記の「患者が離脱する原因と解決方法」について考えてみたいと思います。
テーマ:歯科医院経営全般
Posted at 05:00