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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院に来院する健康観が高い患者は何を重視しているのか?  [2024年12月23日]
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
これからの10年で団塊の世代のう蝕需要(来院)は縮小し代わりに口腔内の状況が良好な世代がマーケットインしてきます。
ただし、マーケットインしてくる世代は団塊の世代の半分のボリュームしかない。
 
 
これから10年後、20年後と歯科医療機関は変化していく歯科医療需要に対応し国が求める役割を果たしていく必要があるのです。
「口管強基準」を取得する医院が「か強診」以上に増え、口腔機能管理や歯リハなどの算定数が増えていくと国は評価を上げていく可能性があります。
しかし、か強診の時の様に取得して算定する歯科医院が増えなければ、国は別のアプローチ方法を考えざるを得ないのです。
 
そういう意味で保険診療を経営の柱にしている歯科医院では「口管強基準」の取得は必須なのです。
 
 
 
 
 
先週にブログで書きました様に、これから「急患」は増えていきます。
それにどう対応していくのかは院長それぞれにお考えいただくとして、もう一方で増えていく「口腔内の状況が比較的良好な患者」は何を望んでいるのでしょうか?
 
少し考えてみます。
 
 
口腔機能を除き、若年層の口腔内の環境が改善してきている理由の一つとして家庭教育があると思います。
もちろん、国の施策による社会的なアプローチも見逃せませんが、親世代がどういう健康観であるのか重要なのです。
 
今はネットで調べれば様々な子育て情報が入ってきますし、子育て雑誌の内容も昭和時代とは比べものにならないほど高度な内容に変化してきているのです。
 
 
 
 
そんな環境で育ってきた世代はどういう価値観で何を重視しているのでしょうか?
それは「QOLの向上」だと私は考えています。
 
そういう患者は歯科医院に検診で来院しても質問してくる内容が違います。
先日も、「忙しくて検診にいけていなかったのですが、もうそろそろ不味いと思ってきました」と来院した患者は、明らかに自己管理が出来ていると感じたのです。
 
 
そんな健康観が高い患者が通いたい歯科医院、それは
 
・治療技術が高いと感じる
・治療説明やカウンセリング、コンサルの仕組みが充実している
・丁寧に質問に答えてくれる
・自分の健康度が向上していると感じることができる
・自分を大切に扱い優遇してくれる
・院内コミュニケーションが活発
・歯科医療機関としての地域の評価が高い
・SPTやP重防で通う患者が多くいる
・医院の雰囲気が良く、バタバタしていない
・院内が明るく開放感がある
・安全で清潔
・治療器具などは隠されていて見えない
・通っている患者層の品が良い
・スタッフの成長度が高い
 
などでしょうか。
 
医院の作り方や演出によって醸し出す雰囲気は変わりますが、診療にバタバタ感が出ていると逃げ出す可能性があると思うのです。
 
 
先生の医院がいまどういう状態なのかは来院する患者を見ればすぐに分かります。
「検診して欲しいと患者が来院したので診ると、歯肉が少し腫れているくらいで治療する箇所がない」という患者がどれだけ来院するのかです。
 
治療する箇所がなければ経営できないという声が聞こえてきそうですが、医院が「治療型」から「治療・管理型」に移行していくには、そういう未病段階の患者がどれ位来院するのかが重要なのです。
 
 
もちろん、地域によっては「治療型」でまだまだ通用する場所もあります。
だから、先生が開業されている地域の経営環境をしっかり調べてどこに舵を切るのかを考えてくださいね。
 
 
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