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◆歯科医院経営ブログ

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歯科の院長は収益モデルを理解し活かせているか?  [2024年11月26日]
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
歯科医院経営で成功するには「変動費」と「固定費」、そして「価格設定」「回転率」「販売量」等の関係を理解して活用することが必要です。
 
例えば、「1000円カット」「立ち食いフレンチ」等も回転率を上げることで価格設定を下げることが出来ている。
100均ショップに卸業者が薄利で納入するのも「大量納入」によるメリットを計算できるからなのです。
 
 
では、先生の医院の経営資源(ヒト、モノ、カネ、技術、情報、集客ノウハウ)と「立地・地域性」「制限」「固定費」「変動費」、そして「医院理念」「治療方針」などから考えて選択するべき収益モデルは何でしょうか?
 
 
 
 
すでに開業されていて「ユニット3台で拡張性がない(制限)」のなら選べる収益モデルは限られます。
選ぶのは弱者の戦略ですし大切なのは「収益性」です。
 
 
 
 
 
ユニット7台以上の医院でスタッフ数も多いのならば、増えていく固定費などの経費を賄い「お金のカラーBOX」を埋められるだけの売上を確保し続ける必要がある。
この規模以上になると強い歯科医院と競合しますので戦うフィールドを選びながら攻め続けるしかありません。
 
さらに規模を拡大して中規模から大規模に向かうのか?それともポジショニングを工夫しながら中規模を目指していくのか?
規模の拡大は「固定費の増加」を意味しますので、コストに見合う利益を確保できる経営力が院長にあるのかが問われるのです。
 
 
 
 
最近では出した分院がすぐに中規模上の売上を上げる超大型歯科医院も存在しますので、ポジショニングは重要だと感じます。
 
 
 
とにかく、医院の規模や収益モデル、戦略ごとに守るべき経営のルールがありますのでそれを崩さないことが大切です。
モデリングをするなら徹底的におこない経営の成果を出してから少しだけオリジナル性を考える。
経営の成果を出せていないのに「守・破・離」の「守」を崩して自分の考えを入れてはいけないのです。
 
 
 
 
 
ちなみに規模の大きさは「相対性」で考えます。
地域にある歯科医院でユニット12台の医院が一番大きいのならば中規模でも規模による優位性が保てるからです。
 
 
 
 
大型歯科医院は診療圏を拡げながら総合化し、面でシェア率を高めるのが正攻法です。
地域に欠かせない存在になる為に地域医療に根を張り存在感を高めていくことで紹介患者は増えていくと思います。
ただ、やはり固定費額は大きいので攻め続けるしかありません。
 
 
 
 
小規模零細歯科医院は「守りの戦略一択」です。
自由診療や訪問と言う道もありますが選べる院長は限られると考えます。
 
 
中規模歯科医院は「攻める」か、それとも「規模の拡大をやめて専門化する」かでしょうか。
ただ、専門化するにも成熟期を過ぎた治療分野は選択してはならないのです。
 
 
大型歯科医院は超大型歯科医院との競合をさけながら専門分野の収益性を高めていく。
 
 
 
どの道を選ばれても収益性を重視し原則からブレてはいけないのです。
 
 
 
さて、先生の医院の戦略は明確でしょうか?
経常利益額は十分に確保できていますか?
 
 
 
 
 
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