おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
歯科医院で立てる経営計画も最初はシンプルで院長の手帳に書く程度のもので良いと私は考えています。
なぜなら計画は実行して成果に繋げられなければ意味がないからです。
そして社会の変化が早い時代においては立てた計画はすぐに劣化してしまうから。
歯科医院の院長のタイプも、
・戦略とアクションプランは院長の頭で組み立てられており、計画よりもとにかく実行する結果重視タイプ
・アイデアが豊富で、様々な提案をチームメンバーにしながらすぐに行動するワクワク重視タイプ
・綿密な計画は立てるが実行には慎重で確実なことから少しづつ実行していく完璧主義タイプ
・計画を立てるのも素早く実行することも苦手で、周りと協力しながら改善を進める協調性重視タイプ
などバラバラで、素早い行動が得意な人は限られるのです。
経営計画はチームメンバーが医院の方向性を理解するのに必要ですが、院長のタイプによっては実効性が保てない。
だから院長はご自分がどのタイプなのかを考えて、行動する為のサポート体制を構築する必要があるのです。
経営計画を達成していく為には「院長一人では目的地にはたどり着けない」ことを理解し、アクションプランを実行していく協力者を増やしていく事が必要です。
そしてアクションプランは定期的に進捗を確認して修正する必要がありますし、OODAループなども組み合わせて変化していく状況に素早く対応していく必要があるのです。
VUCA(先行きが不透明で不確実)な時代においては経営計画が長期になるほど精度が保てない。
だからと言って「経営計画は不要」と考えてしまうと医院メンバーは羅針盤を失う事になるのです。
そして最大のリスクは「院長がチームメンバーに話した目標を忘れてしまうこと(笑)」でしょうか。
とにかく経営計画にもとづくアクションプランは着実に実行して上手くいかない事は修正することが大切ですし、実行スピードも実行サイクルも早めないと成果を出せない。
それをどの様に習慣化してチームメンバーが当たり前の様に取り組んでいる日常を作ることができるかが問われるのです。
頑張ってくださいね。
テーマ:歯科医院経営全般
Posted at 05:00