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◆歯科医院経営ブログ

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歯科の院長が経営計画に持たせる根拠 保険の売上  [2024年11月16日]
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
歯科医院ではドクターが一日で診る患者数は医院によってかなり違っています。
 
・治療技術
・手の早さ
・一枠の設定時間、治療の区切り
・一列か複数列か
・分業化しているか
・来院患者の健康度
・治療箇所と治療方法
・治療する範囲
・重症度、治療の難易度
 
によって予約ソフトで設定する治療時間と治療回数が違ってきますので、一日に診れる患者数はドクターによって違うと感じるのです。
 
 
 
歯科の院長が経営計画を立てる場合、保険の売上目標に根拠はあるでしょうか?
例えば、院長や勤務ドクター、歯科衛生士それぞれが何をすることで保険の売上げを年間いくら伸ばせるのでしょうか?
 
 
・主訴以外の治療提案を患者が納得して受け入れるセカンドコンサル以降が確立した。
・口管強基準やその他の施設基準を取得できた
・今まで敢えて算定していなかった点数を算定することにした
・分業化が進み、ドクターが一枠でやるべきことが減った(アポ数が増える)
・勤務ドクターの治療計画を厚くできる仕組みが完成した
・歯科衛生士が成長し、「ステージⅠ・Ⅱ、グレードA、限局型」など口腔内の状況が比較的良好な患者は短い時間で施術できる様になった。
・新たな設備を導入し歯科衛生士の生産性が向上した
・歯科衛生士が育ち(臨床デビュー)、歯科衛生士全体で1カ月で診れる患者数を増やせた
 
という保険の売上げを増やせる根拠がなければ経営計画の目標は「願望」でしかないのです。
 
 
 
 
・新患を増やす
・患者が離脱しなくなる
・同じ治療を短い時間で出来る
・単価(治療・患者)が上がる
・一日の患者数が増える
・ユニットを使用しないクロスセル、アップセル
 
など、売上を増やす方法は決まっています。
残念ながら保険診療においては「値上げをする」という方法は使えませんが、「売上五原則」に従ってアクションプランを考え実践しなければ売上目標は達成できないのです。
 
 
もちろん、患者の健康を最優先にしながら生産性を向上させていくことを考える。
保険診療で国が歯科医療機関に求めることは増えていますが、採算性だけで考えた場合には手を拡げすぎるのは経営リスクが大きい。
 
 
 
「それでも歯科医療として新たな課題に取り組むべき」と考えられる院長を私は尊敬しますが、同時に経営的に成立させる方法を考えていかなければ長くは続けられないのです。
 
 
 
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