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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院の院長は診療の流れを見て動けるスタッフを育てているか?  [2024年11月07日]
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
歯科医院の診療を見学してスタッフの動きを洞察しているとそのレベルが見えてきます。
狭い範囲で指示された範囲の業務をこなしているスタッフもいれば、自分のコア業務をこなしながら全体の流れを見て指示を出しているスタッフもいる。
 
では、指示された範囲の業務をこなしているスタッフが時間が経てば全体の流れを見て仕事ができる様になるかといえば、そうはならないのです。
 
 
そうしている間に「流れを見て動けるスタッフ」はライフイベントなどで休んだり退職したりする。
すると、アポがスムーズに回せなくなるのです。
 
 
 
 
では、診療の流れを見て動けるスタッフはどうやって育てれば良いのでしょうか?
それは、マニュアルレベルを卒業する段階で素質のあるスタッフを見極めてフロアリーダーとしての教育をおこなっていくことです。
 
 
素質のあるスタッフの頭には自分が担当するユニット以外の動きも目に入って「あそこのユニットの治療は遅れているな」と気づいているし、先輩スタッフがどんな方法で治療の遅れを解消しようとしているのかも経験年数が長くなるのに合わせて見える様になっているはずです。
 
 
 
一方、素質がないスタッフは経験年数が長くなっても全体の治療の流れを把握できていない。
両者の違いは得意な分野の違いであり、得意にしている人に役割を任せた方が成果が出しやすいのです。
 
 
 
 
 
スタッフがライフイベントを乗越えて長く働ける環境を作る上で必要なのは、必要な役割を担う次世代を計画的に育てていけるかです。
多くの歯科医院は生産性を高めていくことが必要であり第二象限に使える時間が足りていない状況ですが、中長期的に見ればマニュアルレベルを超えたスタッフが医院規模に合わせた人数だけいなければ、ガス欠でパワーが出せなくなっていくのです。
 
 
先生の医院では重要な役割を担う次世代が育っているでしょうか?
 
 
 
 
私が院長に組織として必要な取組みをご説明すると「やることがいっぱいありますね」という感想を言われます。
もちろん課題を一気にこなすことは出来ませんが、少しづつでも継続的に課題に取り組まなければ理想の状態にはたどり着かないのです。
 
 
 
この経営ブログを読まれている先生の医院も多くは「一つの課題が達成できたと思ったら別の問題が発生して・・・」という状態でしょう。
 
 
しかし、問題の発生は永久に無くならないし前に進めば進んだだけの壁が立ちはだかるのです。
ただ、根気よくチーム作りを続けていればスタッフにもある程度の壁は乗り越えられる力がついてくる。
 
 
その為にはスタッフ個々の成長プランが存在して、重要な役割を担える人材を育てることが日常に組み込まれていなければならないのです。
 
 
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