おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
今日はお金のカラーBOXの話の最後「院長の生活資金」の話です。
院長が受け取るべき本来の手取りは上位概念のカラーBOXにお金を配分した残りの金額です。
医療法人の場合には先に役員報酬として支払われますが、この場合にも他の重要なカラーBOXが満たされていることが必要なのです。
では、先生が受取るべき正当な「報酬」はいくらでしょうか?
そして先生と先生のご家族は毎月の生活費をいくら使っているのかを把握されているでしょうか?
私の経験から言えば院長が使っている生活費を把握されている割合は5%もありません。
そして、診療報酬の口座から生活費口座に一定額を移しておられる院長はもっと少ないのです。
「お金が残ったら貯金する」
それがお金が残らない方の共通点です。
お金が貯まる人の発想は「それぞれのカラーBOXに必要なお金を配分して残ったお金で生活する」ですので真逆なのです。
そうそう、先生が受け取りたい報酬額を決めると「達成するべき利益(売上)額」も逆算できますよ。
今回の「お金のカラーBOX」の話はいかがでしたか?
現実には話を聞いて同意したとしても実行する人の割合は2~3%位でしょうか?
日本人の場合、行動によって現状をどんどん変化させていく人の割合は少なく、多くの人は自力では「現状維持バイアス」から抜け出せません。
しかし、現状は行動によってしか変えることは出来ず「お金のカラーBOX」の話も同様なのです。
先生が歯科医療において描かれる理想もそう。
理想に向かえば必ず壁にぶつかり、上手くいっていたことも時には崩れてしまいます。
成功される院長は苦難があっても諦めず努力され、諦めた院長が「出来ない理由」を探すのです。
成功へのカギは間違いなく「自分の中」にある。
この経営ブログの話も読んでいるだけでは成果には結びつかないのです。
先生の理想を実現していく為にも、地域医療を守っていく為にも頑張って頂きたいです!!
テーマ:歯科医院経営全般
Posted at 05:00