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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院の院長が利益を増やす為のヒント その2 変動費  [2024年10月17日]
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
変動費について検討する時に大切なのは「変動比率」は変動費以外の要素に左右されるということを理解しておくことです。
単に材料費や技工費を低く抑えるという事ではなく、1万円の売上を上げるのにかかる変動費が低い治療の割合が多ければ全体の変動比率も下がるのです。
 
 
近年では歯科衛生士枠の売上割合が高くなることによって変動比率は下がる傾向にあります。
保険診療での平均的な変動比率が20%というのは昔の話なのです。
 
 
 
歯科材料につきましては在庫を切らさない程度に必要買いがお勧めです。
基本的に使った分しか売上原価には入りませんし在庫が多いと無駄遣いする傾向がありますので、「基本在庫数」を材料毎に決めて全体の在庫金額が膨らまない様に管理して頂ければと思います。
院長がデンタルショーや学会参加時などについ買ってしまう新発売の材料も、眠らせずに有効活用していただければと思います。
 
 
またCAD/CAM冠等の技工を院内でおこなっている場合にはブロックの在庫金額が問題となります。
適応症例が多く在庫の回転率が高い場合には問題がありませんが、適応症例が多くない場合にはどの症例を院内で行うのかを絞ってブロックの在庫金額を抑えることをお勧め致します。
 
 
 
 
自費治療の売上比率が高い医院の場合には変動比率も高くなりますが問題はありません。
それよりも新たな治療システムや材料を導入し、技術研修によって自費治療の品質が高くなった分、自費治療価格を値上げしていけるのかが問われるのです。
 
有能な技工所を確保していく為にも自費治療価格を値上げしながら技工所に対して十分な金額を支払う必要がある。
でなければ有能な技工士に仕事を依頼することが出来なくなっていくのです。
 
 
大きな歯科医院では院内ラボ運営されたり導入を検討される院長もおられるでしょう。
 
 
 
「変動費」は院長がおこなった経営対策の結果を反映します。
だから、材料などの支出面を管理するだけでなく、どういう経営対策を行なえば収益性が高くなるのかをお考えくださいね。
 
 
 
 
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