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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院の院長が利益を増やす為のヒント その3 固定費  [2024年10月18日]
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
歯科医院で収益を生む仕組みを表すのが「固定費」です。
 
・人件費(給与手当、賞与、福利厚生費等)
・租税公課
・地代家賃
・減価償却費
・支払リース料(債務+利息)
・支払手数料
・教育研修費
・採用教育費
・広告宣伝費
・車両費
・外注委託費
・旅費交通費
・消耗品費
・水道光熱費
・接待交際費
 
等は院長がおこなう医院経営によって支払っているのであり、固定費を支払ってどれ位の利益が残る構造になっているのかが問われる。
だから「長・中・短期」において売上に繋がるもの以外の支出は出来るだけ避けるべきなのです。
 
 
 
 
理想としては少ない固定費で多くの売上を得たいところですが、実際には投資した固定費の規模に合わせて売上も増えていきます。
歯科衛生士や勤務ドクターを採用しユニットを増設するなど固定費への投資がなければ売上規模の拡大は難しいのです。
 
 
 
 
 
固定費の使い方で最悪なのが「税金を減らす為に経費を使う」という考え方です。
今では、お金が残る節税方法はほぼ封じられてしまいましたので、税金が減っても残るお金が減るのでは本末転倒なのです。
 
・減価償却費
・接待交際費
・支払リース料(債務+利息)
・消耗品費
 
など、支払った金額以上の売上が確保できているのかを確認して頂ければと思います。
 
 
 
 
そろそろ、「経費で落とせる機器や消耗品セール」が始まります。
個人経営や1月決算の法人では今期の売上も見えだしてきて「今年は昨年よりも利益が多くなりそうだし、税金を支払う位ならスタッフが買い替えて欲しいと言っているものを買い替えるかな」という心理になり易い。
 
しかし、経費を使っても税金分のキャッシュアウトが減るだけで経費分のお金は減るのです。
医院を発展させられる院長は無駄遣いを抑えて備品などを大切に使い、残ったお金を大胆に戦略的な投資に使われる。
 
だから医院の未来を作る資金や院長家族の未来資金を残す為にも固定費の投資は戦略的に行うべきなのです。
 
 
 
 
また、固定費は昨年と同じ項目に支払っていても、昇給や値上げなどの影響で増えていきます。
だから、院長は収益構造を継続的に改善しながら医院の収益性を高めていくことが不可欠なのです。
 
昨日の変動費と同様に、どんな治療で1万円の売上を得るかでも支払う固定費は変わってきますので、医院の現状をご確認くださいね。
 
 
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