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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院で急患を診てもアポが空く場合に磨くもの 治療計画立案力  [2024年10月25日]
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
歯科医院でドクターが身につけられた治療技術や知識によって全顎的に診断をされた場合、その診断結果を治療計画にして患者に丁寧に説明するという重要なステップがあります。
ただし、診断結果を治療計画にして一気に患者に説明すれば患者が納得して治療を受ける訳ではないのです。
 
 
 
 
来院時、患者に治療への動機が存在するのは主訴のみ。
それ以外に患者の口腔内に問題があったとしても自覚症状が無ければ治療の必要があるとは考えていないのです。
だから、患者の口腔内の問題が4カ所あったとしてどの様な提案をすれば患者が提案を受け入れてくれるのかを考えて治療計画を準備する必要があるのです。
 
 
もちろん、患者に治療計画を説明したとしても患者にも様々な事情がある。
だから患者とコミュニケーションを取りながら治療計画を修正したり優先順位を変える必要があるのですが、ここで一つ問題が発生します。
 
それは、最初の治療計画は治療コーディネーターや診療スタッフと共有したとしても、その後のプラン修正内容がドクターの頭のなかで止まってチームメンバーと共有されていないということが起こり易いのです。
すると、診療スタッフも患者も「最初に説明を受けた内容と違う・・・」と感じる。
 
 
 
 
 
ドクターとスタッフ間の情報共有が上手くいかない問題は多くの医院で発生しています。
だから治療計画は状況に合わせて修正しながら最新のものが関連するスタッフと共有され、その内容と修正の理由が患者にも説明がされている状態を作る必要があるのです。
 
専任の治療コーディネーターがいてドクターや患者と細目にコミュニケーションが取れる場合は良いのですが、その前のステージにいる場合には仕組みを工夫しないと最新の治療計画は共有されない。
すると患者は治療計画の次の段階である「治療説明と治療提案」に納得できずに立てた治療計画を受入れてはくれないのです。
 
 
 
 
 
また、ドクターが院長のみの医院であれば院長の技術に合わせた治療計画となりますが、勤務ドクターが複数在籍する歯科医院の場合にはどのドクターが担当されるかで治療計画が変わる。
だから、どの症例をどのドクターが担当するのかの仕分けがちゃんと出来ているのかが重要なのです。
 
 
治療計画が薄ければ患者は自分の健康にとって必要な治療が受けられず、経営的にもアポイントが埋まらなくなっていきます。
過剰診療は問題がありますが、患者の健康に取って必要な治療や管理などは治療計画に入っていることが経営的も必要になる。
 
 
 
だから、「診断⇒治療計画⇒治療説明と治療提案」の前提となる治療技術や知識を磨いて頂きたい。
 
歯科医院経営が発展していく為には本質的なことを避けることは出来ないのです。
 
 
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