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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院のスタッフが院長にする質問で分かることとは??  [2024年10月14日]
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
さて、一つやって頂きたい事があります。
明日からの1週間でスタッフが先生(院長)にした質問を記録して頂きたいのです。
 
 
そして、質問のメモを見ながらご自分にこう問うて頂きたいのです。
「これって院長が処理しなければいけないことだろうか?」と
 
 
 
 
どんな組織でも人を育てた分だけ組織化(権限委譲)が出来ます。
人が育っていないのに組織化をすると逆に組織が機能しなくなりますので、権限を委譲できる様に先ずは人を育てるというステップを省いてはいけないのです。
 
歯科の院長も見学した歯科医院が組織化されていることに憧れて形だけ真似をされる方がおられますが、人が育っていないのに組織化をすれば組織の末端にまで血液が届かなくなっていくのです。
 
 
 
 
では、組織化をせずに院長が細かいところまで指示してスタッフを動かせば良いのでしょうか?
スタッフが10人までの規模で院長一代で終える医院ならそれでも良いかもしれませんが、中規模以上の医院や永続性を目指される医院の場合にはそれでは駄目なのです。
 
 
 
組織化を始める前にやって頂きたいこと、
それが冒頭の「スタッフからの質問を書き出す」ことです。
質問を書き出してそれをカテゴリー別にまとめると、「何の権限が委譲されていないのか?」が見える化できるのです。
 
 
 
 
院長が忙しい時にスタッフから質問されて「そんなことくらい自分で判断して」とイライラすることも、元はと言えば「誰がどういう課題をどういう権限でおいて決済するべきか?」をスタッフに見える化してこなかった院長の責任です。
 
だから、院長が判断するべき質問ではないと感じたら「〇〇さんに判断してもらってくれる」「〇〇さんでも判断に困る様なら僕に相談する様に〇〇さんに伝えて」と言うべきなのです。
 
 
また、院長が委譲したはずの権限に介入しがちなこともスタッフに「誰に相談し判断を仰ぐべきなのか?」を分かりにくくしています。
 
 
冒頭にも書きましたが、権限を委譲するには「SL理論」に則って「権限を委譲できる段階」までスタッフのレベルを引き上げることが必要です。
院長が組織づくりについて理解できていない場合には、ここを理解せずに上位段階の権限を丸投げして失敗し易い。
 
権限委譲は形だけ真似しても機能しないのです。
 
 
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