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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院に影響を与える経営環境 その1 開業地の開放性、閉鎖性  [2024年09月23日]
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
歯科医院ではオンライン診療の仕組みも整備されつつあります。
しかし実際の治療は来院する必要がありますので、やはり開業されている地域の周辺環境がどうなっていくのかが経営にも影響しているのです。
 
 
 
 
私が歯科医院の経営環境を調査する時には、
 
・どんな人(仕事中の人、仕事中でない人、主婦、子ども連れ、学生、高齢者・・・)が
・どんな時間帯に
・どちらに向かって(駅、学校、スーパーマーケット・・・)
・どんな交通手段で(徒歩、自転車、バイク、車、バス・・・)
・どんな道路(線路)を使って
・どんな目的で移動しているのか
 
を見ます。
 
地図を見て人が移動する方向にどんな施設などがあるのかも調べ、地域の人の流れを調べる。
 
ここを分析していくだけでも歯科医院経営においてどんな経営対策をするべきかが見えてくるのです。
 
 
 
 
 
そして私が経営環境分析をおこなう時に見るのが開業場所が「開放地域」か「閉鎖地域」かです。
医院が地域住民の生活動線の中にあって住民が医院の前を通り、第一診療圏以外の人も流入したり通過するかで第一段階での「集患力」が変わるからです。
 
 
 
 
 
第一診療圏の閉鎖性が高く集患力が低いならば考えることは二つです。
 
①閉鎖地域の人口と人口構成を調べ、人口が十分ならば占有率を高められるか?
②診療圏を拡げることが可能か?
 
閉鎖性が高い地域に強い競合は入ってきませんので、先ずは地域の需要を引き出し占有率を高める戦略が可能かを見ます。
そして、同時に診療圏を拡げられないかを考えるのです。
 
 
 
 
診療圏を拡げるには「どんな治療コンテンツと医療サービスを扱えるか?」が大切ですが、それが院内に存在しなければ作っていくことを考えるしかない。
どこにでも売っている商品を不便な場所に買いに来る人はいないからです。
 
少しづつ増えていますスマートシティも閉鎖地域で経営リスクがありますので、十分にマーケティング分析をしてから開院するのかを判断してくださいね。
 
 
 
 
 
一方、開放性が高い地域は集患に有利ですが強い競合が入ってきますし、経営コストが高い場合が多い。
だから、あまりに閉鎖性が高い地域は経営で苦労するのでお勧めしませんが、開放性が高いことが良いとは限らないのです(自信があれば別ですが)。
 
地域によっては開放性が高いのに集患で苦労する場合もありますので、やはり地域の現状分析と未来予測をしっかりおこない経営戦略を立てることが大切だと考えます。
 
 
 
さて、先生は先生が開業されている場所の未来をどう分析されていてどんな経営戦略を立てておられますか?
 
 
どんな閉鎖地域も経営戦略は立てられますが、その戦略を実施する為に必要な治療コンテンツなどの経営資源がなければ成果に繋げられません。
だから、歯科の院長は地域を分析してどう動いていくべきかを知っていることが必要なのです。
 
 
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