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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院の患者が治療説明と提案に納得する為には何が必要か?  [2024年08月30日]
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
患者は「歯科医院のドクターの治療説明に納得すれば治療提案を受け入れやすい」と私は感じています。
逆に説明不足のまま主訴以外の歯の治療を始めると、必要性はあっても「不必要な治療をして治療費を稼ごうとしている」と思われるのです。
 
 
 
では、どんな治療説明が患者にとって理解しやすいのでしょうか?
考えてみたいと思います。
 
 
 
まず、治療に必要な資料取りをした結果、
 
⑴患者の主訴に関する部分にだけむし歯があった。
⑵主訴以外にも複数のむし歯が見つかった。
⑶主訴以外のむし歯が見つかったのと歯肉の腫れと出血が見つかった。
⑷主訴以外のむし歯や歯周病は見つからなかったが、不正歯列でありプラークの付着も多かった。
 
という場合に、先生の医院では患者の口腔内の状態をどの様に患者に説明し治療の提案をおこなっているでしょうか?
 
 
 
この場合、まず主訴のむし歯と主訴でないむし歯の扱いが違います。
主訴のむし歯は患者に治療する「動機(痛みなど)」が存在し、治療説明に患者も納得し易い。
しかし、患者に痛みなどの自覚症状がないむし歯(主訴以外)を治療する場合は主訴と同様にはいかないのです。
 
そして患者は「数回で虫歯治療は終わるだろう」と考えていますので、複数個所のむし歯を治療する必要があった場合に患者にどの様に提案するのかを考える必要があるのです(提案量が多すぎると患者はそれを理解できずに正しい判断を避ける)。
 
 
先日もある医院で「痛みがないのに治療しないといけないのですか?」「私は忙しいんです」と患者が質問されていました。
 
 
 
また、歯周病やプラークコントロールの問題、口腔機能の問題などは主訴ではないむし歯より更に患者が納得して治療する為の難易度が上がります。
何故なら患者はこれらの疾患や問題に関する知識が無く自覚症状がない時点で「問題」だとは思っていないからです。
 
 
 
 
 
そして最大の問題は患者によって「知識」「健康観」「価値判断基準」などが違うことで「納得し易い説明方法」が違うのです。
中長期視点で「家族の健康維持」を考えている人もいれば「痛みだけなんとかして欲しい」人もいる。
 
 
そんな様々な個性の患者に寄り添い「視点変換」と「行動変容」に導くのは容易いことではないのですが、それが出来ることを目指すことは大切だと思うのです。
 
 
先日、ある患者が「治療から逃げていたんですけど、そろそろちゃんと治療しなければと思って・・・」と言われていました。
そういう患者が自分に必要な治療に向き合うタイミグをどうやって作るのかを考えることも遣り甲斐がありますよね。
 
 
先生の医院ではどんな工夫をして患者が納得する治療説明をされていますか?
 
 
 
 
 
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