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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院開業のシンプルなお金の話と成功への道程  [2024年08月10日]
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
歯科医院経営をシンプルに捉えると様々なことが見えてきます。
 
まず、開業時に金融機関から融資を受け自己資金と合わせて開業資金となります。
このお金で医院を建てたり内装や医療機器を導入するのですが、ここで開業する院長の道が二つに分かれます。
 
 
一人目の院長はシンプルな設備から始めて経営の体力に合わせて拡張していくことにしました。
ユニットの配管を数台分用意し将来的に増築できる土地、広めの駐車場は確保したものの診断機器などは収益に繋がるものを優先して最低限のものにしました。
「歯科医院経営は投入したお金を診療によって短い期間で増やし、そのお金を再投資して回転させるので先ずは残るお金を増やせ」と先輩院長から聞いていたので、勤務先で使っていて欲しかった医療機器は資金をプールしてから導入することにしたのです。
 
それでも長年使用し勤務ドクターや歯科衛生士の首や腰の健康にも関係するチェアユニットは質の高いものを選びましたし、待合室の居心地にもこだわりました。
開業に必要な設備や医療機器をすべて書き出し優先順位をつけたのです。
 
 
 
 
二人目の院長は勤務先や見学した医院で使われていた設備の多くを最初から導入し、同じ収益モデルで成功することをイメージしました。
開業をサポートしてくれた事業者にも相談しながら開業の準備をして確保できたお金で建てられる歯科医院を用意。
資金が足りないので診断機器などの多くはリース契約。
スタッフ数も人材確保難の時代なので多めに採用したのでした。
 
 
 
 
ここで言いたいのは、どちらの院長が成功できるでしょうか?という事ではありません。
それぞれの院長が損益分岐点売上高をちゃんと把握して、その売上を大きく上回るだけの経営計画を準備して成果を出せるだけの力量を持っているのか?なのです。
 
 
一人目の院長の場合は損益分岐点は低いのですが、経営力がない院長の場合には資金を一回転させて増やせるお金が多いとは限らない。
そして二人目の院長の場合には損益分岐点は高いのですが、開業前に時間をかけて高い経営力を身につけてきた院長なら資金を一回転させて残せるお金は多いのです。
 
 
 
 
 
つまりヨットで例えるなら、
 
キャビンを持たないディンギーから始めるのか?
それともキャビンがある中型ヨットからスタートするのか?
 
もそのヨットを安全に操作できるのか?や、購入費の返済や維持費を支払っていけるのかによるのです。
 
 
ロケットスタートができる院長なら中型ヨットから始めても早い段階で大型ヨットに乗り換えられるでしょう。
そして経営に自信がない院長の場合にはディンギーを上手く使って楽しむ方法を考えられる。
 
 
しかし、いきなり中型ヨットから始めたが上手く操作が出来ないので帆を上げずに機走で動かしたり、マリーナ代や維持費が高いので安いマリーナを探して移動している状態では、いつか中型ヨットを手放すことになるのです。
 
 
 
 
歯科医院経営も同様です。
成功しておられる院長なら、その勤務ドクターが開業したらどの規模の医院を扱える様になるのかが見えてくる。
 
だから開業の相談をするなら、その勤務ドクターの行動特性や治療技術、コミュニケーション能力、リーダーシップなどを熟知している成功院長が適任なのです。
 
 
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