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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院では何を優先して改善活動に取組みエッジを立てるのか?  [2024年08月09日]
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
歯科医院を継続的に発展させていく為には改善活動をどう進めるのかが重要です。
そして改善は理想の状態との差を埋める為に実行するものであり誰がやっても同じ品質以上が保たれている必要があるのです。
 
 
 
改善の主な視点は「品質」と「効率」です。
品質を保つのに時間がかかり過ぎると生産性が低下しますので効率的な品質の高め方を考える必要がある。
 
しかし「安全」の様に「効率」よりも優先されるべきものもありますので、チームメンバーが優先順位を理解して改善活動を進めることが大切なのです。
 
 
「安全」は医院規模に関わらず優先されるものですが、実際の歯科医院経営では「品質」の内容によっては経営に余裕が出て来てから取り組むのが現実的です。
経営資源はいつも不足していることから考えると「安全」の次に収益性の改善に繋がらない品質の向上に視点がいくと経営的には上手くいかないことが多い。
小規模な歯科医院は最低限の品質を保つ努力はしながらも本格的な品質の改善は「収益性の向上」と「チームメンバー」の成長を待たないと効果的ではないのです。
 
 
 
 
歯科医院が大きくなるにつれて品質の向上が医院ブランドとなり患者にとって魅力的に感じるタイミングがあります。
「高いレベルの品質」が患者のインサイトを突いていると手に入れたくなり、他の歯科医院では手に入れることが出来ないので遠くから患者が集まる様になるのです。
 
歯科医療として求められる一定の品質は確保しながらも歯科医院経営的にはエッジが立てられる分野の品質をどんどん磨いていく。
それは特定の患者層が求める品質であり、患者がなかなか満足できる品質を手に入れられていないので広い範囲で探しているからです。
 
 
 
 
医院が大きくなっていく過程で他の歯科医院でも手に入れられる治療コンテンツや医療サービスだけだとエッジが立てられずに経営的に苦戦する。
大きな歯科医院はマーケットニーズの中心で戦うのですが、それだけだと競合歯科医院との消耗戦になる為に収益性が低下し易いのです。
 
 
 
 
 
エッジを立てる分野は既存のマーケットにも存在しますし新たな歯科医療ニーズの中にも存在します。
マーケットニーズがあっても患者が魅力を感じる品質が表現できなければ患者は集められないのですが、先生の医院にもコアなニーズを持つ患者が一度は来院している。
 
たぶん、患者はそのニーズについて先生に話しているのですが先生がそのニーズの重要性に気づいていないのです。
 
 
コアなニーズは先生が患者と接して「手間がかかるな」「対応が難しいな」と感じる中にあることが多い。
対応が難しいからどこの医院も患者を満足させられていないのであり、その患者を満足させることで同じような悩みを抱える患者に伝わり拡がっていくのです。
 
 
 
 
院長が大切にされている価値観による改善活動が経営面ではプラスに働くこともありますがマイナスに働くこともある。
だから院長は医院を発展させる為に何を優先して改善に取組むのかを決める必要があるのです。
 
 
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