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◆歯科医院経営ブログ

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歯科の院長は歯科医院の定期点検を実施するべし  [2024年08月02日]
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
歯科医院経営に関わって現場を見ると分かるのが「この状態を放置してると問題が発生するだろうな」というポイントです。
例えば、新人スタッフが院内でどういう扱いを受けているかで「順調に成長していくか?」や「退職するかも?」ということも見えてくる。
 
忙しくてスタッフの患者への配慮が出来なくなってきていることから「この状態が続くと患者がネットでマイナスの口コミを書くかも」という事も分かるのです。
 
 
 
 
多くの歯科医院でマンパワーが足りず経験の浅いスタッフがいることから弱点や歪が生まれやすい。
だからそれに院長が気づいて対応しようとしているのかが問われるのです。
 
 
ただ、院長の視点には偏りがありますし院長がすべてを把握できている訳ではない。
だから、全員で院内の定期点検をして頂きたいのです。
 
 
 
点検項目は、
 
・中期経営計画の達成に必要な人員採用計画は順調か?(どの職種が何人足りないか)
・入社3年目までのスタッフ、勤務歯科医師の戦力化の時期と現在の成長度
・人員が足りていない部署への対策(採用か自動化か断捨離・撤退か)
・スタッフのメンタルヘルス
・スタッフと勤務歯科医師の長期雇用対策の現状
・戦略と戦術、アクションプランの到達地点
・収益構造改革の現状と経営コストの増大への対策
・マーケティングにおけるポジショニングのズレの把握と修正
・設備の老朽化の把握と更新時期、更新の有無
・過去1年間に取組んだプロジェクトの成果
・コンサルシステムの稼働率と有効性
・「かかりつけ患者数」が1年でどれだけ増えたか(世代、性別ごと)
・地域の経営環境の変化
・経営リスク
 
など沢山ありますが、点検する時期をズラすなどして毎月何かの項目を点検していける様にしていただければと思います。
 
 
 
 
歯科医院の大型化が進む時代に生き残っていく為には、大きな企業では当たり前に実行できている事を実行し定着させられるか?つまり企業化(営利化ではない)できるかにかかっているのです。
上記の点検項目も小規模な歯科医院の院長にとってはハードルが高いのですが、大きな歯科医院では取り組んでいる項目が多い。
 
 
 
 
数値管理も「大きな医院だから出来るのでしょ」と経営相談をお申込みいただいた院長に言われるのですが、大きくなった医院も最初は出来なかったのを段階的に実行できるように取り組んできたから発展できたのです。
つまり歯科医院を発展させていく為には院長やスタッフが「忙しいから、人手が足りないから出来ない」から脱して、必要なことを実行していく必要があるのです。
 
 
 
 
企業化に必要なことを細かく分解して1項目づつ実行し院内に定着させる。
そのことを院長が諦めずに継続できれば企業化は出来るでしょうし、昨日と同じ今日を過ごしている様では医院の発展は実現出来ないのです。
 
 
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