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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院の院長は地域環境の変化に合わせた経営が出来ているか?  [2024年07月23日]
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
クライアントの歯科医院をサポートする上で私が重視しているのは、開業されている地域の変化を見逃さないことです。
 
特に、
 
・公共交通機関の路線数、便数が減った
・街のインフラの老朽化
・商店街やショッピングモールで閉店するお店の後に店舗が入るか?
・昼間に街をどんな人がどちらに向かって歩いているか?
・スーパーマーケットにどんな商品が並んでいるか?
・全国展開をするお店がどこに出店しているか?
・地域の開発計画
 
などはクライアント歯科医院の集患や戦略にジワジワと影響しますので、訪問する時には周辺を観察する様に心がけているのです。
 
 
 
地域によっては大型所業施設がどこに出来るかで生活動線が変わりますし、保育所が統合されて認定保育園に集約されるだけで親の行動動線が変わる。
交差点に高架橋が出来ただけで閉店に追い込まれた飲食店も多くありますし地域の変化は住民の行動の変化に繋がり、リアル店舗は影響を受けるのです。
 
 
 
 
歯科医院はリアルな店舗で経営していますので地域の状況の変化は無視できない。
だから私は地域の微妙な変化も見逃さずに院長にアドバイスをする様にしています。
 
 
 
では、先生は開業されている地域の変化をどれだけ把握して戦略に活かしておられるでしょうか?
変化は急激に起こる訳ではなく5~20年かけてジックリと進んでいきます。
 
歯科医院経営へも少しづつ影響を与えていく。
だから変化への対応準備も少しづつ進めておき、絶妙なタイミングで必要な対策を打ち出す必要があるのです。
 
 
 
 
例えば地域の高齢化が進むから訪問歯科を始めれば良いという事ではないのです。
「訪問出来ますよ」と患者に声をかけて訪問の患者が増える訳ではないですし、医院のマンパワーが足りていないなかで院長が訪問に出るよりも院内で患者を診た方が経営的にはプラスであることも多いのです。
 
診療圏を拡げられる強い治療コンテンツを育てられるのかも今後の経営を左右すると感じます。
 
 
 
 
地域が時間をかけてどの様に変化し、地域の顧客にどんな需要が生まれているのかを洞察していく。
昨夜、テレビで「都市部のコメ農家が高齢化し設備の買い替えが出来ない状態になってきているので(後継ぎと相続税の問題で)、コンバインをトラックに乗せコメの収穫代行をしている」人が取り上げられていました。
 
つまり、高齢化が進むことによって患者を取り巻く環境も少しづつ変化し患者のニーズが変化してきているのです。
それに気づいて対策出来るのか?で5年後の歯科医院経営の結果が違っていると私は考えています。
 
 
 
 
 
ジワジワと進む経営環境の変化を見過ごしたり「まだ大丈夫」と対応しないでいると、「何とかしなきゃ」と気づいた時には手遅れになっている。
残念ながらそんな歯科医院がこれから増えていくと考えます。
 
 
 
地域の歯科医療需要がこれからどう変化していくのかはほぼ決まっています。
地域の人口動態も悪化することはあっても大幅に改善する地域は限られる。
 
だから、その変化にどう対応していくべきなのかを考えていただきたい。
そう思うのです。
 
 
 
 
 
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