おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
歯科医院経営をサポートしていて感じるのはアポイント管理の大切さです。
経営的には予約枠が空くだけでなく詰まりすぎても問題がある。
だからアポイント管理によって患者をできるだけ適正な期間で治療していく事が大切だと感じるのです。
予約枠が空いてしまう場合には、
・新患を増やす対策
・治療説明と動機づけのシステム
・かかりつけ患者量
・次回予約日時の決定と予約の取り方
・患者の離脱(キャンセル、治療中断)の把握と対策(管理法)
・治療管理期間の決定
のどこかに問題があります。
先ずは新患を必要数受け入れることが出来なければ患者量は増えませんが、患者をストックしていく対策が出来なければ穴が開いたバケツに水を注ぐ様なものなのです。
次に患者の予約枠が埋まり過ぎている場合には以下の問題が発生しやすくなります。
・新患を受入れられずに機会損失が発生
・かかりつけ患者の予約が取りにくい
・かかりつけ患者の急性症状への対応が困難
・かかりつけ患者を適正期間で治療管理できない
・保険の治療単価が低下しやすい
・バタバタ感がでて患者がそれを感じる為、質問しにくくなる
となり易いのです。
近年では働く人が増えていて平日の夜や土曜日の予約は取りにくくなっていますし、そこに急患も飛び込んでくる。
そんな状況下で、
・患者を適正な治療管理期間で来院してもらう
・かかりつけ患者の急性症状に対応する
・予約枠が空きやすい時間帯の予約を埋める
・新患を受入れる
には予約状況を継続的にモニタリングしながらアポイント管理を徹底していくことが大切だなあと感じるのです。
やることは「患者を離脱させずに適正な治療管理期間で来院してもらい、新たに希望する患者を受け入れる」ですが、それを実現していく難易度は高い。
しかし、長期管理型歯科医院を目指す上で院長が乗り越えていかなくてはいけない壁だと感じるのです。
テーマ:歯科医院経営全般
Posted at 05:00