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歯科医院の発展に欠かせない要素について考えてみた NO1 質の強化のタイミング  [2024年07月11日]
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
開業医団体時代に勤務していた時代から42年間歯科医科の医療機関を見てきたので、「発展する医院と発展できない医院の違い」を私は知っています。
 
 
そして「なぜ成功したのか」「なぜ失敗したのか」を洞察してみるといくつかのポイントがあるのです。
今日からは歯科医院を発展させるのに欠かせないポイントについて書いていきたいと思います。
 
 
 
ポイントの一つ目は「質の強化のタイミング」です。
歯科医院を開業した当時は「〇〇な歯科医院を作りたい」という理想を持っておられていても、いざ開業してみると経営が上手くいく院長と上手くいかない院長に分かれます。
 
例えば、
 
①理想は明確だが経営面は弱く、コミュニケーション力も高くない院長
②研究者タイプの院長
③開業支援事業者のいいなり院長
 
は経営面で躓くことが多い。
すると院長が焦って売上を増やそうとし状況は更に悪化してしまうのです。
 
 
 
私は開業されて経営面で安定するまでは経営優先で良いと考えています。
もちろん、歯科医療として最低限の品質は必要です。
しかし経営が安定しないと院長のメンタルが安定せずにどこかで問題が発生するからです。
 
 
 
質と経営の両面を成立させながらロケットスタートが出来る方はおられます。
しかし多くの場合にはスタート時点で院長の経営者としてのレベルが高い。そしてそんなレベルの院長は5%もいないのです。
 
だからコツコツとチームメンバーのスキルの向上に努めながらも先ずは経営面を安定させることに注力することが必要なのです。
経営面が安定してくると院長のメンタル面も安定する様になります。
 
すると院長によっては抑えていた「歯科医療としての品質を高めたい」という気持ちが湧いてくるのです。
その時が歯科医療としての品質向上のウエイトを高める絶好のタイミングなのです。
 
 
 
 
しかし、ここでも成功するケースと失敗するケースに分かれます。
それは「品質の向上を売上アップに繋げられる院長と繋げられない院長がいる」からです。
 
 
私は「品質の向上は売上アップとセットで考える」ことが大切だと考えています。
そして、それによって得た収益を不採算部門の品質を高める原資としていく。
 
すると医院全体の品質が向上しブランドイメージの強化に繋がるのです。
 
 
 
 
歯科医院は同じ売上であっても残る利益が医院によって違います。
つまり医院の作り方によって収益性が変わるのです。
 
収益性が高い医院ならば継続的に品質の向上に投資していけますが、収益性が低ければどこかで投資する資金が足りなくなる。
その事が歯科医院経営の未来を分けることに繋がるのです。
 
 
 
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