おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
今日は、
①収益モデルとシステム
②治療コンテンツと口コミ紹介対策
③アポイント管理と運用、コミュニティ
④コンサルシステム
⑤チームビルディングとメンバーの意欲
⑥接客接遇
⑦認知、広告
の最後は⑦認知、広告です。
①~⑥の取組みによって医院の魅力が増し患者のエポークドセット(選択肢)に入る準備が出来たら、その優位性をホームページや看板、院内のチラシやポスター、動画などを使って発信し患者の認知度を高めていきます。
歯科医院を開院して数年は医院のブランド力も弱く診療圏も狭かったでしょうから、魅力が増したタイミングで口コミや広告を使って広い範囲に医院の存在を知らせる。
医院の進化に合わせて認知対策も進化させていくのです。
もちろん、認知対策は広告と口コミ紹介のシナジー効果を狙います。
最初は広告で患者が増え患者が満足することで一定数の患者は口コミをしてくれます。
それによって患者数は増えていきますが、ある程度経つと各部門で患者が一定数離脱し予約枠を埋めるための新患が足りなくなるのです。
だから、出来るだけ患者が離脱しない様にしながらも認知対策による新患は医院の規模に合う数だけ必要です。
医院経営の理想は患者が離脱せず紹介の新患が増えた分だけ予約枠を増やしていく、ですが、患者の価値観と医院が提供する治療サービスが合わない場合もありますので広告の新患は一定度は必要だと考えます。
ただ、これからの5~10年で歯科医院の認知対策も大きく変わっていくでしょうね。
もしかしたら患者は検索をせずに自分の目的に合う歯科医院を見つけているかもしれません。
国の医療情報提供システムもどれだけ機能し影響力を及ぼすか分かりませんが、機能すれば医療法の広告規制は更に厳しくなる気がするのです。
DX化による歯科医院経営への影響はなかなか読みにくいですが、患者が目的のモノやサービスを見つける方法が変化し多様化していますので歯科医院の認知対策も少しづつ影響を受ける様になっていきます。
若い層はデジタルの進歩にドンドン対応ししていきますので、ターゲット患者が若い層なら早めに対策を考えてみてくださいね。
テーマ:マーケティング、ブランディング
Posted at 05:00