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◆歯科医院経営ブログ

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患者視点から視た歯科医院の7つの改善点 その7 チームビルディング  [2024年07月01日]
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
歯科医院では規模や収益モデルによっても治療エリアのオペレーションが変わります。
そしてチームメンバーの成長度や与えられている役割によっても患者が感じる印象が変わるのです。
 
 
 
先ず、スタッフの経験が浅い場合には、マニュアル化できる項目を覚えることが中心となります。
治療ごとにどんな器具などを準備するのかや、片付け、患者の導入・送り出し、バキューム、治療アシストなどや印象、バイト、石膏流し・・・と覚えていき担当するドクターが治療をしやすい様に関わる。
 
 
 
次の段階ではドクター毎の治療のアプローチの違いによってアシストの仕方が違うことを覚える。
 
 
そして、最後には連携の領域を覚えるのです。
ただ、連携の領域になると複雑な要素が複数関係し、「状況に合わせた判断」が必要となることから身につける難易度が飛躍的に高まる。
ここで上手く現場を回せるようになる人と「状況に合わせた判断」が出来ない人に分かれるのです。
 
 
 
歯科医院の診療を見学していて感じるのですが、連携の領域に習熟しアポイント全体の進行を俯瞰して見ながら場をコントロールできる人がいるのといないのとで治療エリアの安定性がまったく違う。
狭いエリアでしか動けないスタッフばかりだと担当ドクターのアポをオンタイムで回すことに目がいきがちなのですが、連携領域ができるスタッフなら「どの様に患者を案内してどの順番で治療を進めれば遅れた時間を取り戻せるか?」なども計算して全体をコントロールできるのです。
 
 
 
 
忙しい日常診療の中でも連携領域を担えるスタッフが数人いるだけで治療がスムーズに進み、患者が感じる雰囲気も改善する。
どんな仕事でもそうですがマニュアルに基づく単純作業を覚えるだけでなく、「計算式」の使い方を覚えて日々状況が変わる治療現場で「適切な答え」を出せる人材を育てていく必要があるのです。
 
 
 
理想の治療チーム像を明確にし、そこに近づける様にチームビルディングに取組んでいく。
連携領域は、多点注意など個々のスタッフの特性や能力によっては身につけさせる難易度が高いのですが、着実に身につけさせる方法はあります。
 
チーム力を高めることで患者への細やかな目配りが出来るようになり患者の不安にも寄り添える様になる。
 
 
だから、チーム歯科医療のレベルを一段階上げる為にも連携領域を担えるスタッフを育てて頂きたい。
 
そう思うのです。
 
 
 
 
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