おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
歯科医院では医院によって収益に貢献している治療コンテンツが違います。
・保険治療
・自費治療
・歯科衛生士枠
・訪問歯科、連携
・定期検診
・ホワイトニング、デンタルエステ
・デンタルグッズ販売
または
・自由診療
など大まかに分かれますが、それぞれの治療コンテンツで
・市場規模
・市場価格
・必要なマンパワー
・経営コスト
・リピート性
などが違い、売上額が同じであっても医院が扱う治療コンテンツの構成によって残せる経常利益額が違ってくるのです。
だから、売上を増やす経営対策をする場合に院長が気をつけるべき一つ目は、
「治療コンテンツの構成」なのです。
経営面から考えると治療単価が高くても1回の購入で終わる商品よりも
①リピート性
②アップセル
③クロスセル
④家族や友人への紹介
がある商品の方が収益性が高く、広告コストを低く抑えられる。
新患一人を獲得するのに必要な広告費は高くなってきていますので、売上額だけを重視していては収益性を高められないのです。
う蝕治療ニーズ全盛であった昭和では保険の高速回転型経営でも勝算がありました。
しかし、これから5~25年かけてう蝕治療ニーズの中心であった世代がマーケットから退出していくなかで、う蝕治療のトライアルモデルだけでは経営は厳しくなるのです。
損益分岐点を極端に引き下げた小規模医院の経営モデルなら何とか院長家族位なら暮らしていけるでしょうが、経営コストに見合う収益が確保しにくい中間規模の歯科医院は経営が厳しくなっていくと感じるのです。
では先生の医院で現在、収益の柱になっている治療コンテンツはこれから5~10年間も収益の一番手になり得るでしょうか?
次世代の柱は何であると考え、その事業の柱を育てる為に日々何に取り組んでいるでしょうか?
大きな歯科医院は自費治療以外の自費コンテンツの準備がそろそろ必要だとも感じます。
だから、それらについてもお考えくださいね。
テーマ:歯科医院経営全般
Posted at 03:00