歯科医院の経営改善や組織づくり、ホームページや看板の活用法指導やスタッフ育成の仕組みづくりをサポート。か強診を活用した長期管理型の歯科医院づくりなど。開業医団体で30年の勤務経験があり安心してご依頼いただけます。

 
◆歯科医院経営ブログ

歯科医院経営コーチの森脇が歯科医院経営に関する情報や感じたことを気ままに発信します。会員限定ブログと違い誰でも読むことが出来ます。

歯科医院経営を健全にする5つのチェックポイント  [2023年05月09日]
 
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
歯科医院経営を健全に保つためには多くのチェックポイントがあります。
今日はその中でも代表的なチェックポイントについて書いてみたいと思います。
 
 
①キャッシュフロー計算書のフリーキャッシュフローが増えているか?
銀行借り入れによる資金の増加を除いたフリーキャッシュフローが増えているかを見ます。
損益計算書の「利益」は実際のキャッシュの流れを反映しませんので、営業キャッシュフローが増えているかなどをしっかり見ておく必要があります。
投資によって一時的にフリーキャッシュフローが減少することがありますが、その後投資によってフリーキャッシュフローが増加したかが重要です。
 
 
 
②損益分岐点比率
例えば損益分岐点比率100%なら損もしていないが利益も出ていない状況です。一般的にはこの数値が低いほど経営の安定性は増します。売上がそのままで人件費や光熱費、広告費などの固定費が増えていくと損益分岐点比率が高くなり、利益を生みにくい危険な経営体質になっていきます。
「固定費を増やさず有効活用して売上を増やす」「変動比率を下げる」「生産性のない無駄な固定費を減らす」を実行することによって経営の安定性は増しますので意識してくださいね。
 
 
 
③従業員一人当たり生産性
例えば、同じ売上の歯科医院でもその売上を上げるのに働いている勤務ドクターやスタッフの人数が結構違います。
もちろん、一人当たり生産性が高い方が利益は出ますが歯科医療の質を高めたりスタッフが働きやすい環境を構築する為に人が必要ですのでバランスを取ることが大切だと思います。
 
 
 
④営業利益額(率)
院長が固定費に投資してどれ位の利益を上げられているのかチェックします。
医療法人の場合には役員報酬を足した金額が増えているか、個人経営の場合には専従者の報酬を足した金額が増えているかを見ます。
 
 
 
⑤未来資金額
医院の未来を切り開く為の貯蓄と院長とご家族のライフプランを豊かにする為の貯蓄が目標額に比べてどれ位増えているのかをチェックします。
必要な時に必要な額の経営資金を使えるかが歯科医院経営では重要になります。
必要な時には金融機関から融資を受ければ良いとお考えの方もいるでしょうが、いつまでも歯科医院が必要な資金の融資を受けられると考えるのが間違いであり、その為に必要な資金を貯める資金のダムを築くことが必要なのです。
 
 
 
ほかにも歯科医院経営におけるチェックポイントは多くありますが、
①キャッシュが増えていく収益構造であるか
②歯科医院経営に必要なキャッシュが貯まっているか
 
の2つの視点でチェックポイントを上げてみました。
 
 
さて、先生の歯科医院の状況はいかがですか?
 
 
 
 
 
 もっと具体的に話しを聞きたい場合は有料の経営相談にお申込みください。
 
↓サポートメニューを見る
 
 
経営相談のお申込みと問合せ
Posted at 05:00
 
<<  2024年11月  >>
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
森脇康博のFacebook
講演依頼
プライバシーポリシー
三方よしビジョン達成サポートのホームページ