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◆歯科医院経営ブログ

歯科医院経営コーチの森脇が歯科医院経営に関する情報や感じたことを気ままに発信します。会員限定ブログと違い誰でも読むことが出来ます。

歯科医院の院長に求められる予約枠を切る勇気  [2023年05月10日]
 
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
今日は朝一番から運転免許の更新です。
今回も無事ゴールド免許で更新できることが出来ましたのでこれからも安全運転を心がけていきたいと思います。
 
 
さて、今日のブログは効率診療からの卒業STEPについてです。
 
 
歯科医院を開業した当初、院長は予約枠を埋めることで安心し少しでも多くの患者を診察したいという気持ちになります。
それは、当然の心理であり保険診療と自費治療を含めた治療単価が高くなく、数を見ることでしか売上が上がらないからなのです。
 
 
しかし、そういう診療スタイルをいつまでも続けられる訳ではありません。
院長が診る列数を2列にするまでは良いのですが3列にして満足な治療ができるのかと言えば答えはノーだからです。
 
 
歯科医院経営を保険診療から始められた場合、どこかで質を上げなければいけない時がきます。
何故ならドクター一人で診れる保険の患者には限界がありますし、「保険の歯冠修復及び欠損補綴」は平均点数が下がってきていますので治療単価の低下で売上も上げられなくなるからです。
 
 
 
院長が提供する歯科医療の質を高め治療単価を上げたいと考えたとき、保険の効率診療を続けてきたために質の向上に充てる時間が全くないことに気づきます。
しかし、効率診療を続けてきた副作用で予約枠を切ることにかなりの抵抗感が生まれるのです。
 
たしかに、この時点では治療単価を上げるための武器をまだ身に着けていませんので第二象限に使える時間は多くはありません。
だから先に、院長の自費治療コンテンツを磨きコンサルの仕組みを強化するなど治療単価の向上に繋がりやすい部分を優先して磨きながら徐々に組織全体の質の向上に取り組む必要があるのです。
 
 
 
医院規模を拡大しない院長と違い、医院を大きくしていかれる院長は治療単価を上げながら個々の能力の強化、組織力の強化、扱える自費コンテンツの拡充に取り組む必要があり、それができなければ医院を大きくすることが出来ないのです。
 
 
 
治療単価の向上を重視しながら第二象限に取り組み成果を出せるようになると、
予約枠を切っても逆に売上が増えていく様になっていきます。
 
時短や院内研修などでロスする時間に代わって人や仕組みが成長することで治療単価が上がり生産性が向上しますので、経営に及ぼす影響が小さくなっていくのです。
 
予約枠を切れるのかは時間的ロスがあっても治療単価のアップや生産性の向上でカバーできる様になっているのか?で決まります。
 
小規模零細歯科医院は超効率化戦略ですが、医院を大きくされる院長は効率経営から抜け出さなければ未来は描けないのです。
 
 
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