おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
歯科医院経営で成果を出すのにも患者を確保することが出来なければ収益を増やすことはできません。
もちろん、これから歯科医院経営では紹介患者をどれだけ増やせるのかが勝負になっていくのですが、まだ広告を使って新患を集めることの重要性は高いのです。
かけた広告費に対してどれだけの成果を上げることができているのかを表す指標にCPA(1件の問合せを獲得するのにかかる広告費)がありますが、それだけでは広告費を使うことでどれだけ売上をあげられたのかは分からない。だから、広告費投資によってどれだけ売上を上げられているのかも見ておく必要があるのです。
広告費の何倍の売上を上げているのかを表す指標に「ROAS(広告による売上÷広告費×100)」があります。
例えば10万円の広告費で30万円の売上を確保できればROASは300%となります。
CPAはホームページ広告などのコンバージョン率を測定するのには良いのですが、問合せをした患者の予約が確定しどんな治療を受けたのか?最後まで継続来院したか?定期管理に移行したか?などは測定できない。
例えば「急患」を多く集める広告サイトへの広告出しはCPAは稼げてもROASは高くないのです。
逆にインプラント専用サイトや矯正治療専門サイトへの広告費は高くなりがちですが、広告の出し方を工夫すればROASを高めることが出来るのです。
広告によって来院した患者が歯周病治療から定期管理に移行すれば更に広告効果は高まります。
この様に広告費に対する収益性の測定と対策はとても重要です。
ただ、広告対策は専門的な知識が必要な部分が多く、頼れる専門家を見つけて一緒に対策を進めることが肝要です。
月々のサポート費をいただきながら殆ど対策をしていない質の悪い事業者もいますので、話を聴いて納得してから契約してくださいね。
もっと具体的に話しを聞きたい場合は有料の経営相談にお申込みください。
テーマ:マーケティング、ブランディング
Posted at 05:00