おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
先生の医院口座にある日、1000万円が振り込まれたとします(返済不要)。
では、先生はこの1000万円をどう扱われますか?
①個人で使えるようにして新車を購入する(その他趣味などに使う)
②医院の運転資金にする
③スタッフにボーナスを出す
④ユニットを増やす
⑤歯科衛生士用にエアーフローやマイクロなどを購入する
⑥修繕費などの積立金として口座においておく
⑦役員報酬でとって個人に移す
⑧広告費として使う
⑨古くなった設備機器、機材を買い替える
⑩チームメンバー全員で海外旅行に行く
等々、院長によってお金の使い方が変わると思います。
実はこの1000万円の使い方が歯科医院経営や生活におけるお金の価値観になります。
お金を活かす使い方ができない院長はお金が残りませんし、お金の使い方が上手い院長は「この1000万円が2000万円になって返ってくるにはどんな使い方があるだろう」と考えるのです。
お金を活かせる人は価値を感じないことには1円も出そうとしませんが、投資する効果があると感じると思い切った投資が出来る人です。
例えばインフレ対策として国がおこなうガソリン代の補助や電気料金の補助。
もらえるなら嬉しいと思われる人もいると思いますがそれだけでは問題の根本的解決にはつながらない。だから私はその資金を未来の日本社会を築き上げる為に使っていただきたいのです。
医院のお金も同じです。
例えば1000万円を賞与で分配すればスタッフは喜ぶでしょう。しかし、その1000万円を医院の収益性を高める施策に投資すれば、収益性が改善してスタッフの賃金を継続的に上げていくことが可能になるかもしれないのです。
その高次な経営判断ができるのは経営者である院長しかいないのです。
私が開業医団体に勤務している時代には、経営セミナーを開催して「お金が残らない」多くの院長の相談に対応してきました。
その時にお金が残らない院長には共通点があることに気づいたのです。
それは「お金を活かせていないこと」です。
さて、先生は医院のお金と個人のお金をどの様に管理して使っておられますか?
もっと具体的に話しを聞きたい場合は有料の経営相談にお申込みください。
テーマ:歯科医院経営全般
Posted at 05:00