おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
さて、30回書きました「歯科医院を改善する為のヒント」はしばらくお休みして、今回からは「成功する歯科医院の院長に不可欠な能力」について書いていきます。
歯科医院経営で成功するには様々な能力が必要です。
その中で基礎となのは「理想の院長を演じる能力」なのです。
その為には院長のライフスタイルを進化させる必要がある。
※アドラー心理学で言う院長の「ライフスタイル(=性格)」とは個人が生きる上でのものの見方や考え方、行動の傾向やクセ、信条、信念などのこと。
人間関係の構築方法には「上手くいく方法」と「上手くいかない方法」があります。
もちろん、歯科医院においての人間関係構築法においても同様で「上手くいかない方法」でスタッフと接するとやはりスタッフが指示待ちになったり退職したりする。
じゃあ、先生はどちらの方法でスタッフマネジメントをおこないますか?
「上手くいかない方法」を選択しているのに自分のライフスタイルに合わないからやりたくないと言っている院長が多い気がします。
歯科医院の院長にも、メンターを見つけてその人に近づけるように自分をコントロールしながら上手くいく方法を身に着ける方と、自分を変えようとせずに「相手が自分に合わせるべき」だと考える方がいます。
当然、上手くいくのは前者で後者は人間関係を上手く構築できずに経営面でも苦戦するのです。
ある歯科医院のスタッフが私に言った言葉は「院長が変わらないなら私たちが我慢して合わせるか退職するしかないです」でした。
その院長にとっては自分と違う考え方は間違いであり、周りは自分(院長)に合わせるべきだと考えていたのです。
そして、上手くいかない原因はスタッフにあると院長は考えていました。
その方も理想の院長はどうあるべきなのかはご存じの様でした。
しかし、院内では理想の院長を演じ切ることができずにイライラをスタッフにぶつけていたのです。
結局、採用するスタッフの多くはすぐに辞めていきました。
歯科医院経営はとてもシンプルです。
・強みとする治療技術と治療コンテンツの選択と活用
・経営環境分析と未来予測の技術
・経営戦略と経営計画
・管理会計の技術
・マーケティング技術
(ポジショニング、ブランディング、広告など)
・マネジメント技術(経営資源の有効活用)
・落とし込みの技術
・組織化の技術
・理想の院長を演じる技術
を医院が到達しているステージに合わせて高めていければ成功は間違いない。
そしてどの能力を磨くにもモデリングする素晴らしい先人(歯科界以外も含め)がいるのです。
先人に学び自分のライフスタイル(=性格)を理想に近づけていく為の努力を続けることで必ず経営的にも成功できる。
この「ライフスタイルを進化させる能力」を段階的に身に着けることが院長としてのすべての基礎になる。
そう確信しています。
さて、「成功する院長に不可欠な能力」シリーズ始まりました。
どちらかとえ言えばチヤホヤされることが多く、駄目だしをされる機会が少ない院長。
そんな院長にむけて歯科医科の院長と約40年付き合って2,000人以上の院長を見てきた森脇が「院長として駄目なことは駄目」とブログで書いていきたいと思います。
もちろん、目的はブログ読者に経営も人生も上手くいって欲しいからです。
そして、ライフスタイルを進化させて院内や地域との信頼関係を築いた院長が地域医療を守っていただけると信じて新シリーズ開始です!
テーマ:歯科医院経営全般
Posted at 05:08