歯科医院経営コーチの森脇康博です。
歯科医院の院長に限らず経営者は起業してから様々な困難に遭遇します。
その中には不運だと思われるものもありますが、経営者として誰もが自力で乗り越えなければならないものもあるのです。
それは経営者が天から与えられた宿題であり、それを苦労しながらも乗り越えられる人物なのかを試されているのです。
その代表的なものが「信頼」です。
経営者は顧客から、働くスタッフから、支えてくれる事業者から信頼を得ることが必要であり、信頼を得るという宿題は誰にも代わってもらうことは出来ません。
その宿題は開業間もない院長だけでなく、すべての経営者に生涯にわたって課せられる。
お金で人を動かす経営者から信頼で周りが応援したくなる経営者への脱皮です。
斉藤一人さんが言われる様に「魂の修行」が必要なのです。
この「信頼」を得る為の宿題に苦しみながらも正面から立ち向かっていくのか、それとも誰かに助けてもらってズルをするのかで経営者の未来が決まります。
苦しみながらも逃げずに信頼を勝ち得ようとする経営者のもとには応援してくれる人が集まり始めます。すると経営者の悩みや負担を少しづつ周りが分担して助けてくれるようになる(組織が育って権限が委譲できる様になる)。
確かに経営者としての才覚はあると思いますが、上手くいく経営者のほとんどは天から与えられた「信頼を得る」という宿題から逃げずにそれを乗り越えた人達なのです。
院長も苦しくなると自分の宿題から逃げたくなる。
でも宿題から逃げると未来が開けることはありません。
地道に信頼を得る作業を続け、人が育ち応援してくれる人達が増えてきたら、経営者は少しづつ役割を引き継いで肩の荷を降ろすことが出来るのです。
そこから逃げるのかそれとも自力で乗り越えるのか?
それしかありません。
さてどうしますか?
テーマ:歯科医院経営全般
Posted at 05:34