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令和2年歯科診療報酬改定を点ではなく線で視ると・・・  [2020年01月14日]
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
令和2年(2020年)診療報酬改定の論議が続いています。
 
どうも今回の改定の重点は「連携」と「継続管理」のよう。
 
1月下旬から2月上旬にかけて具体的な改定内容が発表されます。
 
 
 
院長に考えていただきたいのは細かい点数がどうなるかではなく、保険医療の評価がどちらの方向に向かっているかです。
 
 
「算定には手間がかかるからメリットがない」という考え方ではなく、5年後に歯科医療のあり方がどう変わっているのかを予測して、対応を考える必要があるのです。
 
 
 
これから特に重要になっていくのが「かかりつけ機能」です。
 
 
これも「か強診」の取得にメリットがあるかどうかではなく、求められる患者との関わり方、他職種との関わり方が変わってきていることを理解する必要があります。
 
 
 
患者と点(治療)で関わってきた歯科医院に線(定期管理)で関わることが求められている。多職種で連携しながら一人の患者をケアするという地域包括ケアが具体化し始めているのです。
 
 
 
すでに地域ではかかりつけ薬局による「患者の薬剤管理」なども進み始めています。歯科の一部の院長は地域との関わりを深めていますが、全体的に見れば歯科医院は地域包括ケアの輪の中に入れていない。
 
 
 
これから点で関わる医院は評価されずに線で関わる医院が評価される時代に入っていきます。昨年に報道されてすぐに否定された「患者登録制」がもし始まったとしたら、先生の医院に何人が登録してくれるのかを考えて仕組み創りを進めなければならないのです。
 
 
まずは今年何を進めるのかを明確にしてスタッフに伝えてくださいね。
 
 
 
 
 
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