歯科医院経営コーチの森脇康博です。
今回は「正月休みに歯科医院の院長が点検すべきこと デフォルトタイムネットワークの活用」です。
正月休みは院長にもきちんと休暇をとって頂きたいのですが、休みを有効に使って頂くためにお勧めの方法があります。
それは「デフォルトタイムネットワーク」の活用です。
デフォルトタイムネットワークとは「ボーっとしている時間にアイデアが出てくる」というものです。
日頃、忙しく診療されている院長はボーっとしている時間などありませんので、閃きが少なくなっています。それを正月休みを使って行うのです。
生活リズムは変えない方が良いので、毎朝、5時に起床されているなら同じ時間に起きてください。
そして朝の1時間だけ思考する時間を持つのです。
※朝は脳がリフレッシュした状態なので朝に行ってください。
お勧めな方法は以前に読んで良かったという本を読み返すのです。
例えば
①マーケティングの本
②組織づくりの本
③スタッフマネジメントの本
④管理会計の本
⑤カウンセリングやコーチングの本
⑥ロジカルシンキングの本
⑦モチベーションに関する本
⑧人としてのあり方に関する本
など、それ以外のカテゴリーでも良いので選んでください。
やり方は「少し読んでは考えること」です。
本に書いてある内容を1章分読んでは
①自分の医院ではどうなのか
②自分の医院で取り入れられることはないか
について考えるのです。
考える時のルールは「ブレインストーミング」を取り入れます。
①医院の現状を踏まえてアイデアを制限しない
②アイデアは質よりも量
A4版の裏書用紙を用意して、アイデアが浮かんで来たら書き出します。書いている内容を見て更にアイデアが浮かべはドンドン追加していきます。
本は思考を引き出す引き金でしかありませんので、自由に考えることが必要です。
そして1時間経てば、途中であっても終了するのです。
途中で止めても脳は無意識領域で考え続けます。そして、その後に楽しむ正月休暇のなかで生じるボーっとする時間にアイデアが生まれるのです。
正月の間に来年に向けての準備をするのはとても大切です。
デフォルトタイムネットワークをぜひご活用くださいね。
Posted at 06:09