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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院経営で大切な紹介で新患を獲得するポイント  [2016年11月23日]
 
   

こんにちは

 

歯科医院経営コンサルタントの森脇康博です。
 

 歯科医院経営で大切なことはいろいろありますが、経営を安定させるのに必要なのは何だと思われますか?それは、紹介で何人くらいの患者さんが来てくれるかだと私は思っています。歯科医院経営では入ってくる患者数を出来るだけ増やし、出ていく患者数を出来るだけ減らす対策が必要です。

 まず、歯科医院を開業すると広告や内覧会によって「通りがかり新患」「広告新患」が来院します。この患者さんが「再診」を経て「治癒」または「中断」で出ていくと新たな広告新患を確保しなければ医院に滞留する患者数は減ることになります。

 だから、医院に滞留する患者数が減らない様に「治療」が終われば「P治療」「予防」に移行してもらう仕組みをつくることが大切なのです(勿論、予防への移行は患者さんの為でもあります)。予防での通院では変動費(材料代、技工代)が殆どかかりませんので利益率が高くなります。

 歯科医院は設備費、人件費の負担割合が大きいので、予防に移行してもらうことは経営上とっても大切なのです。

 そして予防に移行してもらうことは歯科医院にとっても患者さんにとっても大切な意味を持ちます。予防で定期的に歯科医院に通ってくれる患者さんは衛生士によるTBIなどで歯の健康に対する価値観がどんどん向上していきます。そして、そのことを周りに話してくれるのです(仕組みが必要)。

 広告や通りがかりで来院する新患さんの最初の歯科医院への信頼度が10段階中「2」だとすると、予防に移行する患者さんの信頼度は「6~7」、そして患者さんを紹介してくれる人は「8」以上」の信頼度があると言えます。

 また、紹介によって来院する患者さんの信頼度は期待によって最初から「4」はありますので、比較的信頼関係を高めていきやすいのです。

 

 歯科医院が患者さんとの信頼関係を高めていく取組みをしないと、信頼度「2」の広告新患は「治癒」や「中断」でどんどん流出していきます。信頼度が「2」なので、再度むし歯になった時に「再初診」で戻ってきてくれる保証もないのです。

 こうなってしまうと広告や通りがかり新患を増やし続けないと院内の患者数は減ってしまいます。滞留する患者数が少ない状態で売上を上げようとすると患者さんにストレスがかかり、キャンセルや治療中断が増えてしまうのです。この状態になると危険です。流出する患者さんが不信感を持ち、周辺にマイナスの口コミをするからです。

 信頼度「2」の広告新患、通りがかり新患を「治療技術向上」「スタッフの成長」「わかりやすい治療説明」「患者さんに寄り添うコミュニケーションの強化」などで信頼度「8」に引き上げていく。その取組みが「組織づくり」だと言えます。

 ただ、紹介で新患が安定して来てくれる状態を生むには仕掛けも必要です。残念ながら真面目に治療しているだけでは口コミ・紹介が発生しにくいのが現状です。患者さんにとって近い存在、居心地の良い歯科医院であるためには「仲良くなる仕組み」を考えることが不可欠なのです。

 それを考え進めていくのに必要なのがスタッフの協力です。スタッフとベクトルを合わせて取組むことで、患者さんは離れなくなるのです。そして、紹介で新患が増えていく安定した歯科医院をつくることができるのです。

 

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