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◆歯科医院経営ブログ

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中規模歯科医院の事業展開の正解を見つける【第1回】院長は中規模歯科医院の経営リスクを把握できているか?  [2026年08月24日]
おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
私は大阪の開業医団体で30年勤務し、院長の近くで経営と医院づくりを応援したいと独立して13年が経ちます。
このブログでは歯科医院経営とマネジメントに役立つ情報を発信します。
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売上規模によって、問うべき経営の軸が変わる

歯科医院の規模を表す業界共通の尺度は見当たりませんが、私は勝手に以下の様に分けています。

◆1つの医院での規模

①小規模歯科医院(売上1億5千万円未満で歯科医師は院長のみ)

②中規模歯科医院(売上1.5~5億円未満で勤務歯科医師が複数在籍)

③大規模歯科医院(売上5~10億円程度で地域で優位性を持つ治療コンテンツが複数ある)

そして、分院展開をする医院の中でも売上30億円を超える医院を④超大型歯科医院と私は分けているのです。もちろん、規模感は開業されている地域によって変わります。地域で一番大きな医院の売上が3億円なら地域の方々にとってその医院が大きな医院でしょうし、売上10億円の医院があるなら売上3億円の医院は中規模になるのです。

中規模歯科医院のステージでの選択肢とは

今回のシリーズは②の中規模歯科医院が今後どういう戦略で事業展開をするべきなのかについて考えてみたいと思います。

中規模歯科医院でも売上規模が小さいうちは地域におけるブランド力も採用力もまだ弱いと言えます。地域に強い競合が複数ある場合にはマーケティング的には弱い立場になる。だから院長が取るべき対応は①更なる規模の拡大②特定分野のブランド力の強化(収益性アップ+自費売上強化)のどちらかなのです。ただ、開業されている地域によっては①の更なる拡大が現実的ではない場合もある。だから、開業地域と院長の年齢によっては③収益性を高めながら段階的に縮小強化していく、も選択肢にはいるのです。

中規模歯科医院はコスト先行で経営効率が悪くなりやすい

中規模歯科医院の院長にお考え頂きたいのは「組織メンバー数が増え、設備が増え固定費が小規模歯科医院時代とは比べ物にならない位にかかる」ということ。そして、組織メンバーは増えているのにマンパワーが不足しており、採用力も高くないのです。先生はこれからの採用難と高コスト時代をその収益構造のまま乗り切る自信がおありでしょうか。また、マンパワーが不足しているのに大きな歯科医院に負けないようにアライナー矯正を始めたりして経営資源を更に分散させていないでしょうか?色々な治療コンテンツを取り扱っているが事業を支える強い柱が確立できていない。どれもが中途半端になりやすいのが中規模歯科医院なのです。

これから人材難は悪化していくが・・・

勤務歯科医師や歯科衛生士だけでなく診療スタッフの応募もあまりない。そう感じられている院長は多いでしょう。しかし、開業されている地域と医院のブランド力によって採用状況は大きく変わるのです。「大きな歯科医院ほど人材を採用しやすい」。それは事実だと思います。親なら子どもには働きやすく安定した職場で勤務して欲しいと思うからです。だからといって採用を諦めるのなら医院の未来は切り拓けない。特に中規模歯科医院では人の採用が経営における生命線でもありますので、諦めるという選択肢はないのです。

一つだけ大型歯科医院と中型歯科医院の採用戦略の違いについて言えば、中型歯科医院の院長は採用にかける手間もコストもまだまだ少ないということ。そして、いま働いてくれているスタッフの労働環境の整備にかける手間もコストも足りていないと思うのです。

中規模歯科医院の院長はどちらに向かうのか

歯科医院の経営環境が厳しくなるなか、中規模歯科医院の院長はどういう方法で攻めるのか?そこが不明確なまま一年が過ぎてしまう院長が多いと感じます。

・診療報酬は既存分野では上がらない

・採用環境は更に悪化していく

・賃上げが必須の時代

・経営コストは更に増えて、金利負担も増していく

ここまでは経営環境の変化の予測の中でも高確率なものです。

これだけでも、攻めないという選択肢はありえないと私は思うのです。

 

さて、先生の医院は今、どのステージにあり、そのステージでおこなうべき経営対策ができていますか。次回は、中規模歯科医院で収益が頭打ちになったときに院長が陥りやすい「間違った対策」を論じます。

先生の医院のこれからを、心から応援しています。

 

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