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◆歯科医院経営ブログ

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令和時代の歯科医院経営において院長が打つべき次の一手とは?  [2026年08月07日]
おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
私は大阪の開業医団体で30年勤務し、院長の近くで経営と医院づくりを応援したいと独立して13年が経ちます。
このブログでは歯科医院経営とマネジメントに役立つ情報を発信します。
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「分かった。しかし動けない」、その正体

このシリーズでは、採用・物価高騰・賃上げ・自費診療・中断対策と、歯科医院経営の現実的な課題を取り上げてきました。読んで「なるほど」と感じられた院長もおられると思います。しかし「分かった、でも具体的にどう動けばいいのか」という状態で止まっている院長も少なくないはずです。

その「動けない」状態には理由があります。多くの医院では経営資源が不足しています。解決方法が分かっても、人も時間も資金も足りない。だからすぐには動けない。しかしそれは「やらなくていい」理由にはなりません。経営資源が限られているからこそ、優先順位をつけて一つずつ進める姿勢が問われます。成果を出せる院長は「経営資源を揃えてから動く」のではなく「動きながら経営資源を揃えていく」、先ずは「動いてみる」ことが大切なのです。

まず「現状を数値で見る」ことから始める

次の一手を考え、動きながらも、院長にはやるべきことがあります。自院の経営の現状を数値で把握することです。売上の内訳、一人当たり実日数、キャンセル率、中断患者数、歯科衛生士一人あたりの担当患者数、治療計画完了率、継続来院率、そして各種生産性等々・・・。これらを時系列に数値で確認することで、自院のどこに問題があるかが初めて見えてきます(分析力は必要です)。

問題が見えていない状態でいくら対策を考えても、的外れになります。まず数値測定という「検査」をして、問題の所在を特定する。それが、次の一手を正しく打つための前提です。

「中間目標」を一つ決めてスタッフと共有する

現状が見えたら、次にすることは「理想の状態」と「今の状態」の差を確認し、その差を埋めるための中間目標を一つ決めることです。

すべての問題を一度に解決しようとしないことが大切です。経営資源が限られている中では、一点集中で動くことが最も効果的です。「まず3ヶ月でここだけ変える」という中間目標を決め、それをスタッフと共有することが、組織を動かすスタートになります。

院長一人が問題を抱え込んでも前には進みません。数値で現状を共有し、中間目標を言葉にして改善の目的も含めてスタッフに伝える。「私たちの医院は今ここにいて、まずここを目指す」という地図をチーム全員が持ったとき、初めて組織が同じ方向に動き始めます。

段階的に進める覚悟を持つ

人件費・物価の上昇、採用難、収益構造の変化・・・。これらの課題に耐えうる医院をつくるには、時間がかかります。一つの中間目標を達成したら次の目標を設定し、また一歩進む。この繰り返しが、医院を少しずつ強くしていきます。

スタッフとの目線が合っていないのに焦って一気に変えようとすることが、最もリスクの高い選択です。スタッフの反発を招きますし、経営資源が足りない中で多くの課題は扱えないし成果を出せないからです。段階的に優先順位をつけ、スタッフを巻き込んで組織を進化させていく姿勢こそが、長期的に経営を安定させる唯一の道です。

次の一手は「現状を知ること」、今日から始められます

次の一手を考える院長に、一つだけお伝えします。まず今日、自院にとって大切だと思う数値を一つ確認してください。キャンセル率でも、中断患者数でも、歯科衛生士の担当患者数でも構いません。その一つの数値が、動き出すための起点になります。そして、次に「到達地点(目標数値)」「到達期限」「到達方法(目標達成スキル)」「コスト」「成果の確認サイクルと確認方法」「責任者」など必要な要素を決め、PDCAを着実に回すのです。最初はPDCAを上手く回せないかもしれません。しかし、諦めずに続けることで習慣化できるのです。習慣化できれば「OODAループ」などにもチャレンジしてみてください。とにかく、定量的に目標を設定し目標達成スキルを高めなければ、いつまでも経営改善を実現することは出来ないのです。

ちなみに、お勧めの取り組みは「治療・歯科衛生士枠の中断対策」です。長期管理時代には必須の経営対策ですので、先ずは現状を明らかにするところから始めてみてくださいね。

 

現状を知り、目標を設定し、理想との差を一つずつ埋めていく。シンプルですが、それしかありません。

先生の医院のこれからを、心から応援しています。

 

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