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◆歯科医院経営ブログ

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歯科の院長はやる気スイッチが入ったスタッフを輝かせることが出来るのか?  [2024年10月10日]
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
歯科医院では様々な成長度と行動特性をもったスタッフが働いています。
そしてスタッフが退職したり産休育休で一時的に休むことで院内の関係性や力関係が変化し、様々な問題も発生するのです。
 
 
 
経営理念を磨き落とし込む努力を続け、スタッフに「技術」「知識」「在り方」などのティーチングを諦めずに続ける。
するとある時、特定のスタッフのやる気スイッチが急に入り院長に「〇〇についてもっと改善したいです」と言ってくることがあるのです。
 
 
その時が院長にとっての勝負所です。
そのスタッフの提案に対して「現状では無理」と言ったり「考えておく」と言って放置して成長の芽を摘んでしまう院長がまだまだ多いと感じていますが、「本当にもったいない」と感じるのです。
 
 
昔、「特定のスタッフが私(院長)に確認せずに他のスタッフに提案して勝手に院内の改善を進めるんです」と不満を言う院長がおられました。
しかし改善したことを院長には報告しないのなら駄目ですが、スタッフで話し合って勝手に改善を進めてくれるのですから有難いと感謝するべきだと思うのです。
 
 
 
 
 
やる気スイッチが入ったスタッフの提案が複数回院長によって保留され忘れ去られると、スタッフは「院長には何を言っても無駄だな」と感じて二つの道を検討し始めます。
 
それは、
①スタッフの意見も尊重され、プロジェクトを活発に進めている医院を探す(歯科衛生士は同期などにヒアリングする)。
②「院長だけの意見が重視される医院」で働いていると改善提案を諦め、院長に言われた通りに行動して「医院や患者の為の改善案」があっても出さない様にする。
 
なのです。
 
②の状況に陥ったベテランスタッフと面談すると「そう言えば昔は改善案を色々と考えて提案していましたね」という声が聞こえてきます。
 
 
 
 
組織なのでスタッフの提案のすべてが採用される訳ではない。
しかし、スタッフが「私の意見は採用されなかったけど尊重してもらえた」と感じて、「また、色々と考えて提案しよう」という気持ちで終えることが大切なのです。
 
 
 
院長が「うちのスタッフは自分達で考えて動けない」と不満を言う原因は「院長がスタッフの提案を正しく扱ってこなかった」ことである可能性は高い。
スタッフと面談で話すと「本当は〇〇に取り組みたいのですが医院の現状を考えると・・・」という声が出てきます。
「やれますよ。実現していきましょう!」と私が言うと嬉しそうな顔をするからです。
 
 
 
 
スタッフのやる気スイッチが入る成長環境を築けている院長はまだまだ少ない。
そしてスタッフの提案を正しく扱えないことで院長が「やる気スイッチ」を破壊してしまうケースは後を絶たない。
 
 
スタッフは院長では思いつかない提案をしている可能性もある。
だから本当に「勿体ない」と感じるのです。
 
 
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