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◆歯科医院経営ブログ

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歯科の院長がスタッフを評価する二つの視点とは?  [2024年09月02日]
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
歯科医院の院長には二つのタイプの方がおられます。
 
 
それは「加点視点」と「減点視点」です。
 
減点視点の院長はご自分が理想とされる行動から見てスタッフがどれだけ動けているのかを見ます。
だからジワジワと成長するスタッフに対しては不満を感じやすい。
スタッフが努力して少しづつ出来ることが増えていても満足できないのです(結果とスピードに対する不満)。
 
 
 
一方、加点視点の院長はスタッフの変化にすぐ気づかれます。
そして、その成長の幅が小さいとしても成長しようとする努力(プロセス)が素晴らしいと考えられる。
院長が努力していることに気づいてくれていると知ったスタッフは更に努力しようと思うのです。
 
 
 
 
 
スタッフによって成長の歩幅が違う。
それは童話「ウサギとカメ」の様であり、一見、ウサギの方が院長に評価されやすい。
 
 
しかし、現実をみると「入社時には問題児、頼りなかった」と言われるスタッフが10年後にはチームを支える大黒柱に育っていたりするのです。
 
 
 
 
人の成長にはムラがあり、停滞する時期もあれば驚くほど成長する時もある。
加速的な成長はベースに学びと行動の環境がなければ起こることはありませんが、成長環境を築くことで働いた年数だけ成長していくのです。
 
 
以前にもブログで書きましたが、院長から問題児だと聞いたスタッフと私が面談すると、驚くほど能力が高かったという経験は何回もあります。
 
 
たぶん、スタッフは自分なりに頑張っても院長から落第点をつけられていることに気づいており、その事によって能力を発揮できずにいるのです。
また、自分で考えてドンドン行動するスタッフもルール順守を重視される院長からは「問題視」とされ易いのです。
 
 
 
 
院長が「減点視点」か「加点視点」かは認知のクセです。
減点視点の院長の場合、院長がどんな行動特性のスタッフを評価するのかによって「加点」「減点」されるスタッフが決まる。
だから、院長から低い評価を受けているスタッフは院長の目を気にして更に動けなくなるのです(または問題を起こす)。
 
 
一方、加点視点の院長の場合にはどんなスタッフも、どんな小さな努力も「加点」の対象となる。
院長はスタッフの努力を見逃さずに勇気づけの言葉をかけますし、背中を押されたスタッフは嬉しくなって行動が強化されていく。
するとスタッフ間でシナジー効果が生まれチームとしても自律的に動き出すのです。
 
 
 
減点視点の院長は短期的な経営の成果は出しやすいがチームビルディングでは苦労する。
 
先生が「加点視点」「減点視点」どちらのタイプなのかを判断するのは簡単で「スタッフ一人一人の良い所を5つづつ書き出してください」と言われてスッと書ければ加点視点、書けなければ減点視点です。
 
一度、試してみてくださいね。
 
 
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