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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院経営の院長に不可欠なマーケティングの視点とは?  [2024年07月29日]
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
さて、店舗経営において顧客を増やしていく場合に経営者が考えておくべき事があります。
それは、「新規の顧客を増やすのかリピートの顧客を増やすのか?」という事です。
 
 
 
両方増やしたいと思われるでしょうが実はどちらを選ぶのかによって、
 
・店頭に並べる商品の選択
・サービス体系の作り方
・料金システム
・コミュニティの作り方
・広告宣伝方法
 
などが違うのです。
 
 
 
 
提供しているAという商品が魅力的であったとしても購入頻度が低いものは新規顧客を獲得し続けて1回の販売で利益を確保する必要がある。
例えば、1回購入すれば満足し長く使える洗濯機などは買い替えを促進したり新規購入者を確保し続ける必要があるのです。
 
 
若い世代を中心に進む「脱所有」の概念が進めば、服はサブスクで借りるものになり、「洗う」ということの需要自体が減っていくかもしれません。
 
 
 
 
歯科医院経営でも同様です。
地域格差はありますが「むし歯の治療」というマーケットだけの需要ではジリ貧になっていくことは確定しています。
患者の口腔内の問題は変化しながら増えています。
しかし、歯科医療の場合にはマーケットは主に顧客が作りますので「痛み」「腫れ」「出血」などの自覚症状がない患者が自ら来院することはないのです。
 
 
 
 
歯科医療側としては「歯科医院は痛みなどがある時だけ行く場所ではない」というフラグをどれだけ患者の頭に立てられるかが問われています。
保険診療で「予防」は出来ませんが「重症化予防」は認められますので、院内に治療と継続管理を望む患者がリピート購入する商品とサービスを用意して離れなくする必要があるのです。
そこでは院内マーケティングの実力が問われることになります。
 
 
 
 
 
先生の医院では、患者に歯の痛みや腫れがなくても購入したいと来院する商品やサービスはあるでしょうか?
そしてそれはリピート性や収益性があるものですか?
 
 
 
う蝕需要は地域格差が大きいので地域の現状を分析しながら経営対策をしていく必要があります。
国民の健康にとってう蝕の減少は喜ばしいことですし、歯科の院長は多様化していく歯科医療需要のどこに足場を築いていくのかを決めて「マーケティング(マーケットイン)」を実施していくことが求められるのです。
 
 
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