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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院の院長スタッフとチームへの成長負荷は適正か?  [2024年07月27日]
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
歯科医院のスタッフが自分がやるべき役割を理解し、その役割を果たすべき力をつける為に自ら成長課題を設定しクリアしていって欲しい。
チームとして目的の達成の為に協力し合い、高め合い、上手く出来なかったり落ち込んでいるメンバーがいれば助け励まし合って欲しい。
患者が病気と向き合い健康になっていく為に歯科医療従事者として寄り添い、患者からの信頼を得て”かかりつけ患者”がどんどん増えていく医院にしたい。
 
 
 
他にも、院長が描いておられる理想は色々とあるでしょう。
しかし、それってどうすれば実現するのかを知っていますか?
 
 
 
人が成長する為には「成長の基礎的メカニズム」を知って活用することが必要です。
例えば筋トレで筋肉を肥大化させるメカニズムがある様に、人の成長にとって欠かせない取組みをせずに人が勝手に成長することはないのです。
 
 
 
 
人が成長するのに必要な要素の一つに「成長負荷」があります。
院長はチームメンバーの成長に必要で適正な成長負荷の「質」と「量」を決めて本人の同意を得ながら取り組む必要があるのです。
 
 
発展する歯科医院と発展できない歯科医院の違いは、理想を実現する為に不可欠な行動や仕組化を地道に進めるのか進めないのか?でしかない。
理想を描いているだけでは願望でしかないのです。
 
 
 
 
院長も含めたチームメンバーの成長に必要な成長負荷をどうやってかけていくのか?
理想を実現していく為にはどういう成長負荷が必要でどれ位の成長負荷が適正なのか?
成長負荷は院長の手によってかけられるのか?それともスタッフが自ら成長負荷を選んでかけていくべきなのか?
 
を先生はご存じでしょうか?
 
 
 
様々な医院に関わってきて、この成長負荷のかけかたが歯科医院の発展の成功と失敗のカギを握っていると私は考える様になりました。
 
 
どの様な成長負荷が誰の手でどれ位かけられ続けたかによって、
 
・医院文化
・チームとチームメンバーの成長度
・チームメンバーの成長意欲
・組織化のレベル(自走化)
・院長への依存度
・上位の医院ステージのコンテンツの落とし込み力
・患者への寄り添い度
 
が変わり、それを患者が敏感に感じ取って「かかりつけ歯科医院にするのか?」を決めるからです。
 
 
 
 
歯科医院の院長の場合には「院長に依存させるチームづくり」が多いのですが、医院を大きくする場合にはそれが組織化による発展を阻害することが多いのです。
 
 
成長負荷が大きすぎるとスタッフが退職する。
そして成長負荷が小さ過ぎると組織の発展はない。
 
 
・チームメンバーが院長への依存から抜け出せれば自分の成長に必要な負荷を選んでかけられる様になるのですが、「自分で自分の成長に必要な適正負荷」をかけられるスタッフは限られる。
・スタッフには成長負荷をかけ自分には甘い院長もいるが、スタッフはそれをしっかり見ている。
・ティーティングが機能していないのにコーチング中心にしたり権限委譲(放り投げ型)して生産性が低い歯科医院も増えている。
・院長の人柄や仲良し環境に依存させたり院長がスタッフに気を使い過ぎて、成長負荷の質と量をレベルアップできない歯科医院もある。
・指示待ちスタッフを院長の手によって生み出し続けている歯科医院は昔から多い。
 
 
 
 
筋トレと同様に人と組織の成長に必要なアプローチ法は研究されてきており理論も色々とあります。
しかし、理論がそれだけ多いという事は「医院によって効果的な組織の作り方とメンバーの成長の仕組みの作り方」が医院によって違うということ。
 
理論の「型」にはめようとして医院の持ち味が消えてしまうこともあるし、そもそも、「医院メンバーの行動特性や成長度、医院文化が医院によって違う」のにどこにでも通用する理論などあるはずもない。
 
 
 
 
チームメンバーひとり一人の個性を見て、理想について話し合い、その理想に近づく為に自分たちに必要な成長負荷に納得して協力し合う。
言いたいことも言い合い、アプローチの違いで時には論争もするが、目指している目的地からは全員がブレない。
成長負荷に尻込みして前に進めない場合には励ましたり、時には崖の下に向かって飛び込ませることも必要。
 
そんな青臭く面倒なアプローチを地道に続けて試行錯誤しながら前に進むのがチームビルディングなのです。
 
 
 
 
私はクライアント医院が課題を乗越え発展していく為にどんなアプローチが必要なのかを休日も含めてずっと考えています。
学び実践もしながらチームとチームメンバーの理解に努め、どうすれば成果が出せるチームになるのかを医院のキーマンの顔を思い浮かべながら概念図に書き出したりもするのです。
 
成長度が高いメンバーと組織には「委任型」で関わりますし、成長が足りていない場合には「指示型」で先ずは動いてもらうこともある。
チームは生き物なので「状況対応型リーダーシップ」でなければ自走するチームには向かわないのです。
 
 
院長は冒頭の理想を実現する為にどれだけ学び諦めずに実践を重ねられるか?
先生が実践してきたアプローチの結果が、今の先生の医院を作っているのです。
 
 
 
 
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