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◆歯科医院経営ブログ

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歯科衛生士は今後も歯科医院を就職先として選ぶのか?  [2024年02月03日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
歯科衛生士が働いている環境は様々です。
最近では歯科医院以外にも病院、行政、企業、介護施設など活躍の場が拡がり、今回の診療報酬改定で歯科衛生士による口腔機能改善の指導が評価されるなど歯科衛生士は歯科医療においてどんどん重要な存在になっていっています。
 
しかし需要の拡大に対して歯科衛生士がぜんぜん足りていない。
 
そんな中で歯科医院で働きたいと考える歯科衛生士が増える為に何が必要でしょうか?
 
 
それは歯科衛生士に使命の重さを自覚させることです。
私はクライアント医院のスタッフに「歯科医療従事者として成長することが必要」だと話します。
 
新卒の歯科衛生士でも「患者を健康にできる歯科衛生士になりたい」という思いを持った歯科衛生士もいれば、まだ生活していく為の手段であったり親から言われて歯科衛生士になったという人もいる。しかし、スタート地点としてはまったく問題はないのです。
 
重要なのは新卒の歯科衛生士を採用した院長が新卒の歯科衛生士のマインドと技術をどうやって育てるのかなのです。
歯科界にとってだけでなく日本社会にとって大切な存在である歯科衛生士を育てているのが院長ですが、歯科衛生士の離職の一因となっているのも院長や勤務ドクターなのです。
 
 
 
歯科衛生士が集まる場所に行くと、歯科衛生士を点数を算定する道具だとしか思っていない一部の院長の言動が漏れ伝わってきて悲しい気持ちになります。
しかし、そんな現状をフリーランスも含めた歯科衛生士が発信すれば叩かれるので言えない。
 
つまり、「裸の王様」状態で歯科衛生士の採用環境は悪化している。歯科界から離れていっているのです。
そこに歯科衛生士不足をいいことに、歯科衛生士や院長を食い物にする悪質な事業者も出てきています。
 
 
 
日本では新卒の歯科衛生士が育つための育成環境が整備されている歯科医院がまだまだ少なく、このままの状態が続けば歯科医院を就職先に選ぶ歯科衛生士がどんどん減っていきますし歯科衛生士学校に入学する人も減っていく。そしてそれ以上に歯科界を選ばなかったり離れてしまう人も増えるのです。
 
一部の院長はそのことに気づいて動き出していますが、まだまだもっと歯科界の人が協力して「歯科医院が遣り甲斐をもって働ける場所」にしていく必要がありますし、「育成環境整備」「労働環境整備」等も進めなければならない。
 
私が関わる歯科医院の院長は歯科衛生士を大切にしながらもプロとして育てようとされる方ばかりですが、そういう院長をもっと増やさなければならないのです。
 
 
2030年には医療福祉分野の人材は187万人不足するという予測もある。
けっして他人事ではないのです。
 
私も微力ながら動いていきます!
 
 
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