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◆歯科医院経営ブログ

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ユニット3台の院長が貰う正当な給料について  [2023年11月20日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
ユニット3台の院長の多くは医療法人化する売上に達しておらず、売上に対する院長の正当な報酬額が決まっていません。
だから診療報酬口座に振り込まれる金額のうち院長が使って良い金額も決まっていない。
 
この事によって「売上がそこそこあるのにお金が残らない」という事が起こると感じています。
 
 
 
 
私は開業医団体に勤務している時代にお金のプロに協力してもらって「院長のお金の残し方セミナー」を企画し、個別相談で多くの院長にお金を残すアドバイスをしてきました。
 
その時の経験から断言できるのですが、ユニット3台の院長の多くはドンブリ勘定で「自分がいくら使っているか知らない」ですし、「必要なお金を積立していない」。
 
 
 
最近はいないでしょうが昔は「窓口現金を持って出ていく」なんてメチャクチャな院長もいたのです。
その頃はう蝕患者も多く平均点数も高かったので、ユニット3台でも結構利益が出ていました。
 
 
しかし今は違います。
ユニット3台の院長の多くがメインの患者としている「保険のう蝕治療患者」の平均治療単価は下がり続けています。
だから院長が少々無駄遣いしても大丈夫だった時代ではないのです。
 
 
経営者としての視点で考えれば院長もご自分が出した経営的成果に見合った報酬であるべきで、院長自身が治療で売上を増やせないなら報酬は下げる必要があるのです。
 
 
以前に、診療報酬が入ったら自動的に「医院経費」「税金支払い(前年実績を10カ月で割った額)」「医院の未来資金(減価償却費相当額)」の口座にお金が振り分けられる様にし、残ったお金を「院長給料」として院長の口座に入金して、そこから「院長家族の生活費」「院長家族の未来資金積立」のやり繰りをしていくべきだと書きました。
 
特に医院の未来資金は「お金が残ったら積み立てる」となりやすく、そう考える人でお金を着実に積み立てている方を見たことはないのです。
 
 
 
 
これから経営状態がどんどん厳しくなるユニット3台で保険中心の歯科医院で無駄に使えるお金なんて1円もありません。
だから治療単価を上げられない医院は超効率化してお金の出入りを徹底的に管理するしかないのです。
 
 
では誰が見ても正当だと考える先生の給料額はいくらでしょうか?
一度考えてみてくださいね。
 
 
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