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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院で承継し易い医院と出来ない医院の違いとは?  [2023年08月05日]
 
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
私は医療機関に40年間関わってきて院長の代替わりも多く経験しました。
もちろん、承継(継承)が上手くいったケースも上手くいかなかったケースも見てきたのですが、どちらの場合にも傾向がある様に感じます。
 
 
だから本日は承継(継承)が上手くいく医院と上手くいかない医院の違いについて書きたいと思います。
 
ちなみに「承継」は先代の理念や文化、ブランドも含めて引き継ぐことであり、「継承」は無形財産を含まず有形財産のみを引き継ぐことです。
 
 
 
 
これから引き継ぎ手が現れにくくなっていくだろうなと思うのはユニット3台で拡張スペースが無いう蝕治療型歯科医院です。
ユニットやカウンセリング室などの拡張性がないとスタッフの長期雇用を考えた場合にも難がある為、定期管理やカウンセリングなどを重視されるお若い院長は興味を持ちにくいからです。
 
 
次に引き継ぎ手が現れにくいのは院長の治療技術ブランドで自費の患者が集まる歯科医院。
そしてニッチな治療技術でニッチな需要を獲得している歯科医院でしょうか。
 
院長力によって歯科医院が大きくなっている場合には引き継ぎ手は現れるかもしれませんが、二代目院長は前院長よりも経営者としても院長としても能力や求心力が劣る事が多いですので、移行のさせかた次第では院内での問題が発生しやすいと思います。
 
 
 
 
私がクライアントの院長によっては「院長のリタイア時に医院価値を最大化させましょう」とお話しさせて頂くのも、時代に合った診療スタイルの医院で分院として扱いやすい規模でなければ「買いたい」と手を上げる法人が現れないからなのです。
 
ちなみにお子さんが医院を継がれるのも上手くいかない事が多い事はご存じの通りです。
 
 
 
 
50歳以降は、診療スタイルや医院文化が似た法人への第三者承継も少しだけイメージに加えて医院づくりを進めるのが私のお勧めです。
院長が変わっても同じ診療スタイルが継続される方が患者にとっても安心できますし、医院文化を理解したスタッフが働き続けられる方が医院の魅力を表現しやすいのです。
 
 
また、スタッフは口には出さないかもしれませんが「院長は私を何歳まで雇ってくれるのだろうか?」と感じています。
そして院長が変わり方針が急に変わることを恐れているのです。
 
 
院長がやりたい診療をされるのももちろん良い事なのですが、規模と医院の作り方によっては承継も継承もできないことを覚悟する必要があるのです。
 
 
 
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